
ライター : Cucina_mamma
転勤族の夫のおかげで、住まいが変わるたびに舌が肥えてきた食いしん坊ママ。全国各地の必食グルメをご覧あれ。
タラバガニの茹で方
大きくて足が太く、食べ応え満点のタラバガニ。新鮮な生のタラバガニが手に入ったら、調理はどうしようか迷いますね。まずは、タラバガニをゆでることから始めませんか?
それでは、はじめにタラバガニが入るお鍋を用意しましょう。
次に、鍋に塩の濃度が3%になる塩水をカニがかぶるくらい作り、火にかけます。沸騰したら甲羅を下向きにしてお鍋に入れてゆでていきますよ。
ゆで時間は個体差があるのですが、2kgほどで20分が目安です。
タラバガニの食べ方・さばき方
おいしくゆであがったタラバガニを食べるには、ふたつの作業が必要です。ひとつは「解体」で、もうひとつは「身を取り出す」こと。
たったふたつの作業で、タラバガニを食べる準備は整いますよ。コツさえ分かれば、さばくのは簡単なんです。次では、実際さばくときに必要なものや、さばき方を説明していきます。
用意するもの
タラバガニはズワイガニと異なり大きな胴と、太い足、全体的に硬い殻で覆われています。また、胴・足にトゲがついているので、素手より道具を使うと作業がスムーズになりますよ。
〈用意するもの〉
・軍手
(手をトゲで傷つけないようにするため)
・キッチンはさみ、または、包丁
(慣れないうちは包丁よりはさみのほうが使いやすい)
・新聞紙
(新聞紙は周りの汚れ防止や、殻をそのまま包んで捨てられる)
・お皿
(取り出したタラバガニの身を置く)
・まな板
解体の仕方
大きなタラバガニを解体しやすいように、はじめに胴と足を分けていきます。タラバガニの腹部の構造も交えながら説明します。
1. タラバガニの足を切り離す
タラバガニを裏返すと、腹部から左右合わせて8本の足が付いているのが分かります。
(1) タラバガニを裏返しまな板の上に置く
(2) 第一関節(胴体とつながっている関節)の柔らかい部分を探し、そこからはさみの先端を差し込み切り離す
(3) 胴体と全ての足を切り離す
〈ポイント〉
ひとつの関節には硬い部分と、柔らかい部分があります。胴体とつながっている第一関節は粘膜でできているので、胴体から切り離しやすいです。
2. タラバガニのふんどし(前かけ)をはずす
足に挟まれた胴体の中央に三角の蓋のような部分を「ふんどし(まえかけ)」といいます。
(1) タラバガニの頭を上にして、胴体を裏返したまま、まな板の上に置く
(2) ふんどしに親指をかけ、手前に引き、胴体と接続部分をはさみまたは、包丁で切り離す
〈ポイント〉
ふんどしの部分にもカニ肉が詰まっているので捨てないで!簡単に身が取り出せるので、そのままでも、料理にも使えますよ。
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