3. タラバガニの甲羅と胴体を外す

胴体の身を取り出すために、甲羅を外す作業です。

(1)ふんどしをはがした胴体を裏返しにしたまま、まな板に置く
(2)ふんどしがあった部分に空洞ができるので、そこに利き手の親指を引っかける
(3)頭と反対の甲羅下の縁にもう一方の親指をかけ、残りの指は甲羅の下から支えて、両手で引き離すようにパカッと割る

〈ポイント〉
タラバガニはヤドカリの仲間なので、カニみそは少なめです。時間がたつほどに味が落ちるため、できるだけ早めに食べましょう。

4. タラバガニのエラを取りはずす

胴体にはびらびらした部分「エラ(ガニ)」と、赤い薄皮がついてます。どちらも食べられないので、手でちぎって取り除きましょう。万一食べてしまっても害はありません。

解体作業は以上です。続いて身を取り出す作業を解説します。

タラバガニの身の取り出し方

用意するもの

用意する道具は、解体とほとんど同じです。

軍手……手をトゲで傷つけないようにするため
キッチンばさみ、または包丁……慣れないうちは、包丁よりはさみのほうが安全
新聞紙……周囲の汚れ防止や、殻をそのまま包んで捨てられる
皿……取り出したタラバガニの身を置く
まな板
・箸、あればカニスプーン

タラバガニの足から身を取り出す

1. 関節ごとに短く切る

タラバガニの大きな足を短く切って、食べやすくします。タラバガニには硬いトゲがあるので、手を傷つけないよう注意。はさみを使って関節ごとに短く切っていきましょう。

(1)関節の部分のやわらかい部分を探す
(2)そこからはさみの先端を差し込み切り離す

〈ポイント〉
関節にも硬い部分とやわらかい部分があります。カニの裏側の白い面は殻が薄く、関節もそちら側が比較的やわらかいので、はさみが入りやすいです。

2. 足の殻を切り取る

足の身を取り出すために、殻を切り取ります。

(1)足の裏側(白い面)を上にする
(2)関節の部分からはさみの先端を差し込み、白い面の両側を縦に切っていく
(3)白い殻を外して、箸やカニスプーンを使い身を取り出す

足の身を取り出したら、次は胴体から取り出します。

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