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おしんが食べていた「大根飯」とは
「大根飯」とは、白米だけを食すことが困難な時代に食べられていたごはんです。白米に野菜を合わせたものを「かて飯」と呼び、そのなかのひとつで、全国を通して比較的どの地域でも食べられていたごはん料理。
「おしんめし」と言えば、聞いたことがある方もいるかもしれませんね。1980年代にヒットしたドラマ『おしん』の主人公が作って食べていたのが大根飯で、そこから「おしんめし」の名で広まりました。
「おしんめし」と言えば、聞いたことがある方もいるかもしれませんね。1980年代にヒットしたドラマ『おしん』の主人公が作って食べていたのが大根飯で、そこから「おしんめし」の名で広まりました。
素朴な味わい。大根飯のレシピ
調理時間
60分
やさしい味わいが特徴の、シンプルな大根飯のレシピです。白いごはんに大根の葉のきれいな緑色が映えますよ。主張が強くないので肉でも魚でも主菜の邪魔をせず、日々の食卓に無理なく取り入れることができます。
材料(2人分)
コツ・ポイント
- 大根は下ゆでする
- 大根の葉は炊き上がってから入れる
- 具材をプラスするのもおすすめ
大根は下ゆですることで、アクやくさみが抜けます。片栗粉をプラスすると甘みが引き出され、おいしくなりますよ。大根の葉は炊き上がったあとに混ぜ込みましょう。緑色が損なわれず、きれいな色に仕上がります。
紹介するレシピの具材は大根のみですが、油抜きをして刻んだ油揚げをプラスしたり、熱湯をかけたしらすを加えたりするのもおすすめですよ。
紹介するレシピの具材は大根のみですが、油抜きをして刻んだ油揚げをプラスしたり、熱湯をかけたしらすを加えたりするのもおすすめですよ。
作り方
1.大根を切る
Photo by 菅 智香
大根を5mm~1cm角に切ります。
2.大根を下ゆでする
Photo by 菅 智香
大根、大根がかぶる量の水、片栗粉を鍋やフライパンに入れ、大根のまわりがうっすらと透明になるまでゆでます。
3.大根を洗う
Photo by 菅 智香
大根をざるにあげ、軽く洗います。
4.炊飯窯に米を入れる
Photo by 菅 智香
米を炊飯窯に入れ、炊飯窯の目盛りまで水を入れます。塩小さじ1/3杯を加えて軽く混ぜます。
5.炊飯する
Photo by 菅 智香
大根を入れ、通常炊飯します。
6.大根の葉をゆでる
Photo by 菅 智香
鍋に湯を沸かし、塩小さじ1/2杯を入れます。大根の葉を入れて2分加熱します。
7.大根の葉を切る
Photo by 菅 智香
大根の葉を冷水に取り、絞ります。食べやすい大きさに切ります。
8.大根の葉とごはんを合わせる
Photo by 菅 智香
炊き上がったごはんと大根の葉をしゃもじで混ぜ合わせて完成です。
ドラマの味をおうちで再現しよう
大根飯(おしんめし)の作り方をご紹介しました。白米だけを食すのが困難な時代に、少しでも多く、少しでもおいしくご飯が食べられるよう工夫されていたんですね。現代社会では見かけることの少ない調理法ですが、素朴ながらもやさしい味にとても癒されます。
簡単ながらもひとつひとつにほんの少しの手間を加えることで、とてもおいしく仕上がりますよ。ぜひ作ってみてください。
簡単ながらもひとつひとつにほんの少しの手間を加えることで、とてもおいしく仕上がりますよ。ぜひ作ってみてください。
▼余った大根は賢く保存しよう
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