ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

食感で選ぶさつまいもの種類と基本

Photo by 稲吉永恵

さつまいもは多くの種類があり、食感や味わいもさまざま。甘みが強いものやほくほく食感を楽しめるものなど、それぞれに特徴があるため、調理法によって品種を選ぶのがおすすめですよ。

この記事では、野菜ソムリエがほくほく、ねっとり、しっとり系に分けてさつまいもの種類をご紹介します。さつまいもの品種によく合う料理も合わせて参考にしてくださいね。

ひと目でわかるさつまいもの人気品種比較表

食感のタイプ品種名特徴おすすめ料理
ほくほく鳴門金時上品な甘さで繊維が少なく、
ほっくりした食感
さつまいもごはん、
天ぷら、煮物
紅あずま甘みのある素朴な味わいと、
ほくほくした食感
焼き芋、天ぷら、
煮物、大学芋
紅こがね繊維が少なくほくほく感があり、
豊かな甘さを楽しめる
スープ、天ぷら、煮物
紅さつまさつまいもらしい自然な甘さと
ほくほく感
さつまいもごはん、天ぷら、
大学芋、スイートポテト
高系14号上品な甘みとほくほくの食感で、
繊維が少ない
焼き芋、天ぷら、煮物、
スイートポテト
ねっとり安納芋濃厚な甘さと、とろけるような
ねっとり感
焼き芋、干し芋、
スイートポテト、プリン
紅はるか強い甘みと、しっとりねっとり
したなめらかな食感
焼き芋、きんとん
シルクスイート絹のようになめらかで、
上品な甘さ
焼き芋、スイートポテト
しっとり紅天使紅はるかを貯蔵したブランドで、
濃厚な甘さとねっとり感が特徴
焼き芋、冷やし焼き芋
クイックスイート加熱時間が短くても火が
通りやすく、しっとりした食感
電子レンジ調理、
蒸し芋、焼き芋

鳴門金時(ほくほく系)

徳島を代表するブランドである鳴門金時は、上品な甘さとほくほくした食感が魅力です。糖度も高めなのでそのまま食べてもおいしいのはもちろん、さつまいもらしい粉質感を楽しみたい人に向いています。

焼き芋にすると甘みが引き立ちますが、煮崩れしにくいので、天ぷらや煮物、大学芋などにも使いやすい品種ですよ。甘すぎる蜜芋よりもほくほくした甘いさつまいもが好きという人におすすめ。おかずにもおやつにも使える、扱いやすい品種です。

紅あずま(ほくほく系)

紅あずまは、ほくほく系の代表格。甘みがしっかりありながら、昔ながらのさつまいもらしい素朴な味わいも楽しめます。焼き芋はもちろん、天ぷら、煮物、大学芋など幅広い料理に使えるのが魅力です。

比較的しっかりしているので、角切りにして煮物や炒め物にすると、料理のなかでさつまいもの存在感が出ますよ。貯蔵性は比較的短い品種とされていて、購入後は長く置きすぎずおいしいうちに使い切るのがよいです。

紅こがね(ほくほく系)

紅こがねは、「紅あずま」から選抜育成されたブランドです。ほっくりとした食感と豊かな甘みが特徴で、昔懐かしい自然の甘みを楽しめますよ。口に入れるとほくほくと崩れ、噛めば噛むほど味わい深いのが魅力。繊維質が少ないので、焼き芋や天ぷら、煮物などさまざまな料理に使いやすいです。

紅さつま(ほくほく系)

紅さつまは、自然な甘さとほくほくした食感を楽しめます。焼き芋やふかし芋にすれば素朴な甘みが引き立ち、天ぷらや煮物にすれば、ごはんのおかずとしても活躍します。

昔ながらのさつまいもらしい味わいで甘みが強すぎないので、砂糖やバターなどを加える料理にも合わせやすいのがポイント。毎日の料理に気軽に使えるさつまいもを探しているときに向いています。
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