紅さつま

鹿児島の気候風土に向いたさつまいもとして有名な紅さつま。西日本で多く栽培されている品種のひとつ、高系14号から生まれました。

地方で同じ苗を使い栽培しても、鹿児島で作った紅さつまと同じ味になるとは限らないようです。料理にアレンジしやすい紅さつまは、甘みが強くほくほく系に分類されます。

高系14号(こうけい14号)

※画像はイメージです
西日本を中心に人気にある高系14号(こうけい14号)は、早掘りできることで有名なさつまいもです。高系14号をもとに品種改良や選抜がおこなわれ、前述の鳴門金時や紅さつまも同じ系統です。

表皮は赤みが強く、ほくほく感とねっとり感のバランスがいいといわれています。早堀りができるだけでなく長期保存も可能。

紅こがね

茨城県行方(なめがた)周辺で栽培されているのが紅こがね。紅はるかや安納芋などの蜜芋に比べると甘みが劣りますが、昔懐かしい自然の甘みが味わえるさつまいもとして人気があります。口に入れるとほくほくと崩れ、噛めば噛むほど味わい深いさつまいもです。

紅こがねはデンプン量が多いため、常温で長期保存すると甘みが増す特徴があります。そのため、9月~11月の収穫後に貯蔵してから出荷されています。

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