いんげん豆の栄養を逃さず食べるには

さやいんげんに含まれるカリウムは、水に溶けやすい性質があります。ゆで汁や煮汁に溶けだすため、スープやみそ汁など、汁ごといただく料理にすると無駄なく摂ることができますよ。また、電子レンジでの下処理は、カリウムの損失を抑えられます。

一方、β-カロテンは、油と一緒に摂ると吸収が高まります。油で炒めたり、ごまやマヨネーズで和えたりするのがおすすめです。摂りたい栄養素によって、調理方法も工夫してくださいね。(※1,4,6,8)

いんげん豆は離乳食にも使える?

さやいんげんは、赤ちゃんの離乳食にも使うことができます。目安は生後7,8ヶ月ごろから。やわらかくゆでて、みじん切りくらい細かく刻んだものを与えましょう。

また、さやいんげんはアレルギーの原因になりやすい食材ではありませんが、絶対にアレルギー反応が起こらないわけではありません。食べたあと2時間以内に、体調に異変が現れた場合は、病院を受診しましょう。初めて食べさせるときは、時間に余裕をもって診療時間内に与えるようにしてください。(※9,10)

大人もアレルギーに注意

一般的に食物アレルギーとして原因物質を食べた直後にアレルギー症状が現れるタイプを「即時型」といいますが、時間がたってから症状が現れる「遅延型」のアレルギーもあります。

「遅延型」アレルギーでは、好きでよく食べているものが原因になることが多いです。さやいんげんは、遅延型アレルギーの検査品目のひとつとなっています。(※11)

いんげん豆に毒性はある?

さやいんげんはいんげん豆の未熟なさやを食べる野菜で、毒性があるとの報告はなく、生でも食べられます。

しかし、加熱不足の白いんげん豆による集団食中毒で、いんげん豆に毒性があることをご存じの方もいるのではないでしょうか。

生や加熱不足のいんげん豆には、消化器症状を引き起こす「レクチン」というたんぱく質がほかの野菜よりも多く含まれています。加熱を十分におこなわないまま食べると、嘔吐や下痢などの症状がみられることが。

レクチンの毒性は十分な加熱調理により失活するため、通常の乾燥豆の調理方法なら問題ありません。(※12,13)

いんげん豆の栄養を効率よく摂れるレシピ3選

1. カリッと味しみ!豚肉と野菜の焼きびたし

Photo by macaroni

豚肉と野菜をカリッと揚げ焼きにし、めんつゆとポン酢で作るたれに漬けるひと品。さやいんげんの緑が彩りよく、お弁当にもぴったりです。

さやいんげんは油で揚げ焼きにすると、β-カロテンの吸収がアップ。抗酸化作用を持つβ-カロテンを効率よく摂りたいときは、揚げ物や炒め物など油と調理するのがおすすめですよ。(※6)

2. 旨みがじんわり。カレーポテトスープ

Photo by macaroni

ウインナーの旨みが染み出る、カレー風味のスープレシピです。角切りのじゃがいもやいんげんが入って、食べごたえがありますよ。

いんげんは炒めることで、β-カロテンの吸収を高められます。また、煮汁ごといただけるスープなら、水溶性のカリウムやビタミンB群も無駄なく摂れますよ。(※4,6,14)
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