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干し柿の種類とそれぞれの特徴とは
一口に「干し柿」といっても、スーパーに行けば色んな種類の干し柿が並んでいますよね。ちょっと黒っぽいものから、表面に白っぽい粉がついているもの、鮮やかなオレンジ色のものなどなど、その種類は多様で、人によって好みも分かれるところです。
干し柿にもいろいろな種類があり、ここでは代表される3つの干し柿をご紹介します。
【ころ柿】水分は生柿の「25~30%」。
美しい飴色で、表面に白く糖がふくまで乾燥させるのが特徴です。
【あんぽ柿】水分量はころ柿よりも多いなんと50%ほど!
半生状態なので、ねっとりとした舌触りと柿の甘さが魅力ですよね。
【つるし柿】軒先にぶら下がっているイメージはこの「つるし柿」からでしょう。
冷たい風にさらされることで甘みがギュッと凝縮されています♩
干し柿は生柿よりも高カロリーは嘘!?
柿のカロリーは、100gあたりおよそ70kcal。バナナが86kcalほどなので、そこまで高くないですよね。でも、干し柿になると、なんと280kcalほどにアップしてしまいます!
というと、「やっぱり高カロリーだった!」って思うかもしれません。干し柿は、いわばドライフルーツと同じで、果物が持っている水分を飛ばしているので質量は変わりますよね。
干し柿と生柿を同じ量にするには、生柿1個に対して、干し柿およそ3個分になります。柿は中くらいの大きさでおよそ87kcal程度になります。
少し大き目の柿1個なら126kcal程度。それを3倍すればやっぱり260~378kcalになるので、柿1個分のカロリーは生でも干しても変わらないということになります。
渋みや水分が抜けた分、甘さが凝縮されているので高カロリーのように思えますが、柿1個分のカロリーは同じだったんですね。
トマトと柿は赤くなると医者は青くなる
「トマトが赤くなると医者が青くなる」というイタリアのことわざは日本でも有名ですよね。
日本でも同様に「柿が赤くなれば医者は青くなる.」ということわざがあるのはご存知でしたか?
そんなことわざを裏付けるように、柿には、ビタミンCやカロテン、食物繊維、カリウム、タンニンなどなど多くの栄養素が含まれています。
甘さの中にあるちょっとした渋みは、ワインやブドウと同じ、タンニンによるもの。柿独特のオレンジは、人参と同じβカロテンとβ-クリプトキサンチンの色素によるものです。
β-クリプトキサンチンは、動物実験において「がんの抑制効果」も証明されました。ただし、ビタミンCは干すことによって失われてしまいます。
その代り、ビタミンAの量は増えるので、目や肌、喉などの粘膜を形成してくれる効果が高まります!風邪予防や美肌、アンチエイジング効果も見込めますね♩
生柿と干し柿では、カロリーは同じでも、持っている栄養は少し違います。血中脂質やコレステロール値を下げてくれる作用もあるので、生活習慣病にも効果的であることが分かります。
まさに「医者いらず」になるための健康食材の一つ。美味しく食べて健康な体をつくり、来る冬に備えましょう!
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