ライター : 嘉山ゆりか

管理栄養士 / 健康運動指導士

監修者 : 佐々木 梓

管理栄養士

紅茶のカフェイン量ってどのくらい?

種類カフェイン量
紅茶30mg
コーヒー60mg
緑茶20mg
ほうじ茶20mg
(※1)
紅茶のカフェイン量は、100mlあたり30mgです。ほかの飲み物と比較すると、コーヒー が1番多いです。紅茶はコーヒーの半量となりますが、緑茶やほうじ茶よりは多く含まれます。(※1)

紅茶のカフェインは抽出方法によって違う

紅茶に含まれるカフェイン量は、100mlあたり30mgとご紹介しましたが、これは5gの茶葉を360mlの熱湯を使って1分30秒から4分抽出した場合のカフェイン量です。

紅茶のカフェイン量は、抽出するお湯の温度や時間、また茶葉の種類や産地によって違いがあるといわれています。ただ温度や種類が違っても、カフェイン含有量はそこまで大きな差があるわけではありません。紅茶カップ1杯(約150〜200cc)あたり、カフェイン量は45〜60mg程度と考えてよいでしょう。(※1,2)

カフェインの摂り過ぎによる体への影響とは?

体への影響

  1. 覚醒作用
  2. 消化器官への刺激に
  3. 急性症状が出てしまうことも
  4. 慢性的な病気のリスクになる可能性も

覚醒作用

朝や眠たくなってきたときにコーヒーを飲むと、シャキッとした気分になったことはありませんか?これは、コーヒーに含まれているカフェインの眠気を覚ますはたらきによるものです。

カフェインはシャキッとからだを起こしてくれる反面、睡眠前に摂ると眠れなくなってしまうこともあります。睡眠に影響が出てしまうカフェインの量や、摂る時間は個人差がありますが、カフェインは通常約4時間で効果が半分になるとされています。そのためこの時間を目安に、就寝前はカフェインを含む飲み物をさけるのがベター。

またカフェインは、紅茶・コーヒー以外に、緑茶やココア、エナジードリンクにも含まれていますので注意が必要です。(※3,4)

消化器官への刺激に

カフェインは消化器官への刺激となる刺激性食品です。そのため、摂りすぎると下痢や吐き気・嘔吐といった症状が出ることがあり、注意が必要です。

また、便秘のなかでも腸がけいれんしてしまうタイプの便秘では、刺激性食品は避けたほうがよいといわれています。お腹の調子がよくないときは、カフェインを含む飲み物は避けましょう。(※1,5)

急性症状が出てしまうことも

カフェインを摂取することで体におこる急激な変化としては、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠、下痢、吐き気などがあると言われています。カフェインを多く含む飲み物は、一気に大量に摂取しないように注意が必要ですね。(※1)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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