ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

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管理栄養士 / 渡辺りほ
学校給食センターにて、管理栄養士として献立作成や食に関する指導に従事した経験から、子どもたちだけでなく幅広い世代への「食育」に興味を持つ。現在は在宅WEBライターとして、栄養学にもとづいたダイエット方法や食材の知識について発信中。

カフェインを取りすぎるとどうなるの?

腹痛や下痢の症状に繋がる

カフェインは消化器管を刺激することから、取りすぎると腹痛や下痢となる場合があります。また、カフェインには胃酸分泌を促進する作用があり、胃粘膜傷害を引き起こすリスクがあるため、胃痛を感じることも。

カフェイン摂取量が少量であってもこれらの症状が出る場合があるため、カフェインを取る際は、体調にじゅうぶん注意しましょう。(※1,2)

頭痛(めまい)を感じやすくなる

脳の中枢神経を興奮させる覚醒作用があるため、「眠気覚まし」として使われるカフェイン。取りすぎると中枢神経系が過剰に刺激されてしまい、めまいを引き起こすおそれがあります。

血管収縮作用があるカフェインは、血管拡張が原因の頭痛に対する鎮痛作用があるといわれていますが、取りすぎるとかえって頭痛がひどくなる場合も。頭が痛いとき、自己判断でカフェインを取ることは避けましょう。(※1,2,3)

吐き気を感じやすくなる

カフェイン飲料を飲みすぎて気持ち悪くなった……という経験はありませんか?カフェインを取りすぎると、消化管が刺激され、吐き気を感じることがあります。ひどい場合は嘔吐してしまう場合も。

身体に違和感を覚えたら、症状が悪くなる前にカフェイン飲料の摂取を中断しましょう。(※1)

カフェインが多く含まれる飲み物は?

カフェインはコーヒーだけではなく、さまざまな飲み物に含まれています。100mlあたりにおける、カフェインの含有量を見てみましょう。

・コーヒー……60mg
・エナジードリンク……32~300mg
・煎茶……20mg
・紅茶……30mg

ココアやコーラのカフェイン含有量は、紅茶と同程度です。眠気覚ましとして用いられるエナジードリンクには、多くのカフェインが含まれていることがあるため、とくに注意しましょう。(※1)
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