運動中の疲労感軽減

カフェインを摂るとドーパミンが分泌され、長時間運動しても疲れを感じにくくなると言われています。疲労感の対策には、運動をする1時間ほど前にカフェインを摂るとよいです。ダイエッターにとっては脂肪燃焼に加え、疲れの軽減も期待できるのはうれしいですよね。(※10)

妊娠中や授乳中の場合紅茶のカフェインは大丈夫?

妊娠中の女性がカフェインを過剰に摂ると、胎児の発育に影響するおそれがあると言われています。そのため、妊娠中の女性のカフェイン摂取量の目安は世界のいろいろな機関から出されています。

世界保健機構(WHO)では、妊娠中の女性に悪影響のない一日のカフェイン摂取量を最大300mg(紅茶約6杯程度)とし、カフェインを含むコーヒーを一日3~4杯までにするように呼びかけています。

また、欧州食品安全機関(EFSA)は、妊娠中の女性に悪影響がないカフェイン摂取量を一日あたり最大200mg、紅茶であれば約4杯程度としています。心配な方は、かかりつけの医師に相談しながら摂り入れるようにしてくださいね。(※1,2)

紅茶のカフェインは寝る前に摂ってもいい?

過剰なカフェインの摂取によって、寝付くまで時間がかかったり、睡眠効率を低下させたりと、「睡眠の質」を悪化させてしまうことがわかっています。また、カフェインには利尿作用があるため尿意で目覚めてしまうことも……。

睡眠への影響を考えると、夕方以降は紅茶のようにカフェインを含むものは避けたほうが良いでしょう。(※5)

気になるならカフェインレスの紅茶も♪

カフェインの影響が心配な方には、カフェインレスの紅茶も販売されています。カフェインレスの紅茶は紅茶の専門店や、輸入食品店などで購入可能。近くにお店がない場合、通販サイトでも取り扱いがありますよ。

また、最近ではベビー用品専門店でもカフェインレスの紅茶の取り扱いがあるようなので、店舗や通販でもチェックしてみてくださいね。

カフェイン量を知って紅茶を楽しんで!

紅茶にはカフェインが含まれており、その量はカップ1杯でおおよそ45mgとなっています。カフェインには覚醒作用があったり、消化器官への刺激になったりし、心拍数増加や下痢といった急性症状が出てしまう可能性もありますよ。

ただ、このような症状の出方には個人差がとても大きいので、厳密な安全な摂取量は決められていません。妊娠中の女性を含め、摂取の目安量はいろいろな機関から出されていますので、参考にしながら、体調と相談して紅茶を楽しんでみてくださいね。
【参考文献】
(2024/06/04参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ