ライター : suncatch

食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル/薬膳コーディネーター

錦玉子(にしきたまご)の作り方

Photo by suncatch

黄色と白が鮮やかな錦玉子は、お正月のおせち料理やお祝い膳を華やかに彩るひと品。黄身を金、白身を銀にたとえ、美しい織物である「錦(にしき)」と二色の語呂合わせで、縁起のよい料理とされています。 この錦玉子、実は卵と砂糖・塩さえあれば、とても簡単に作れるんです。冷蔵庫に卵があれば、さっそく作ってみましょう!

材料(4人分)

Photo by suncatch

  • 4個
  • 砂糖 大さじ4杯
  • 少々

作るときのコツ

  1. ゆで卵は、黄身にしっかりと火が通る固ゆでにしますが、長時間ゆでると色が悪くなるので気をつけましょう。
  2. ゆで卵は、温かいうちに裏ごしします。白身はフードプロセッサーを使ってもOKですが、黄身はふんわりとさせえるため裏ごししましょう。

作り方

1.ゆで卵を作る

鍋でゆで卵を作っている様子

Photo by suncatch

お鍋に卵を入れ、卵が浸る量の水とお酢少々(分量外)を加えます。中火にかけ、沸騰後は中弱火で12分ゆでて、固ゆで卵にします。
白身と黄身を分けたようす

Photo by suncatch

ゆでた卵は殻をむき、黄身と白身に分けます。 白身の表面がきれいにむけなくてもOKですが、白身の内側についている黄身の残りは、そっと水で洗い流しましょう。

2.裏ごしする

白身をザルで裏ごしている様子

Photo by suncatch

白身をザルなどで裏ごしして、砂糖大さじ2杯・塩少々を加えて混ぜます。
裏ごしした黄身に砂糖と塩を加えて混ぜている様子

Photo by suncatch

黄身も裏ごしします。残りの砂糖・塩を混ぜます。

3.耐熱容器に入れて蒸す

容器に移しラップをかけた様子

Photo by suncatch

四角い耐熱容器に大きめのラップをしき白身を入れ、ヘラで平らにします。上に黄身をふんわりとのせ、平らにします。(容器は約10cm角・高さ4cmを使用)
蒸している様子

Photo by suncatch

ラップでふんわりと包み、湯気の立った蒸し器に容器ごと入れます。蓋をして5分蒸します。

4.盛り付ける

蒸した錦玉子を長方形に切っている様子

Photo by suncatch

冷めたら容器から取り出します。ラップをはがして端を切り落とし、長方形に切り分けます。
食べやすい大きさに切り分けられた錦玉子の写真

Photo by suncatch

断面が見えるように盛り付けましょう。

蒸し器の代わりにレンジで作る方法も!

蒸し器を使うのはちょっと面倒……という方は、電子レンジで手軽に蒸し作業ができますよ。基本レシピと同じように容器に入れ、ラップでふんわりと包み、500Wで3分加熱します。

電子レンジで蒸す場合は、必ずレンジ調理可能な容器を使い、中心まで熱くなるよう加熱時間を調節してくださいね。

御祝い膳の卵料理は錦玉子に決まり♪

見た目の美しさと調理の簡単さ、そしてコストパフォーマンスも最高な「錦玉子」をご紹介しました。

和食のお祝い膳を手作りするのはハードルが高く、食材をそろえるだけでも大変。デパートやお店のお料理を上手に利用しつつ、手作りの品を織りまぜれば、会食の席での会話も弾みます。

手作りの「錦玉子」でおもてなしすれば、お料理上手と褒められること間違いなし。ぜひチャレンジしてくださいね!

編集部のおすすめ