ライター : Uli

webライター

画像付きで解説。基本のバニラマカロンの作り方

Photo by uli04_29

調理時間 60
*生地を乾燥させる時間、マカロンを冷ます時間は含みません。
フレンチメレンゲを使ったマカロンのレシピをご紹介します。 マカロンの作り方は「固めのメレンゲに粉類を混ぜる」「マカロナージュ」「絞り出して乾燥」そして、「焼く」の4つの工程からなります。初めての手作りマカロンで完璧に作るのはむずしいとされていますが、ポイントを押さえることで、おいしいマカロンを作れます。 ※マカロナージュとは、大きな泡を潰しながら生地を混ぜていく工程のこと。コツは下で説明しているので、参照してくださいね。

材料(4〜5人分)

Photo by uli04_29

  • 〈マカロンコック(マカロン本体)〉
    • 卵白 35g(約1個分)
    • アーモンドパウダー 35g
    • グラニュー糖 30g
    • 粉砂糖 40g
  • 〈バタークリーム〉
※アーモンドプードルとアーモンドパウダーは同じものなので、表示がどちらのものを使ってもOKです。

マカロンコックの作り方

1.粉類をふるっておく

粉類をふるう写真

Photo by uli04_29

アーモンドパウダーと粉砂糖を、一緒にふるっておきます。

2.メレンゲを作る

卵白を泡立てる写真

Photo by uli04_29

卵白を泡立てます。最初はグラニュー糖を入れず、泡立ち始めてきたら2~3回に分けてグラニュー糖を加えます。
固めのメレンゲの写真

Photo by uli04_29

しっかりツノが立つ、固いメレンゲにします。

3.メレンゲと粉類を混ぜ合わせる

メレンゲを混ぜる写真

Photo by uli04_29

2に、1を数回に分けて加えながら、ヘラでさっくりと混ぜます。ボウルを片手で回し、まんべんなくメレンゲを潰さないように混ぜるようにしましょう。
ヘラで混ぜ合わせる写真

Photo by uli04_29

メレンゲと粉類が混ざって馴染んだら、ヘラやカードで生地表面の泡を潰すようにやさしく押しつけながらボウルを回します。この作業が、マカロナージュです。
生地を垂らしている写真

Photo by uli04_29

生地がやわらかくなってきたと感じたら、こまめに生地の具合をチェックしましょう。ヘラを持ち上げて、生地がリボン状に垂れるまでやわらかくなればOK。垂れて落ちた生地の跡がゆっくりと消えていき、生地に光沢が出るのがベストな状態です。

4.生地を絞る

絞り袋に入ったマカロン生地

Photo by uli04_29

生地を口径5~10mmの丸口金をつけた絞り袋に、そっと入れます。生地はとても繊細なので、触りすぎて負担をかけないようやさしく絞り袋に入れましょう。
クッキングシートを敷いた鉄板

Photo by uli04_29

鉄板の上にクッキングシートを敷きます。慣れないうちは、コピー用紙や裏紙に作りたいマカロンの大きさ(3~4cm)の円を描いたものを下書き、その円に生地を絞り出すといいですよ。
マカロン生地を絞り出す写真

Photo by uli04_29

口金をクッキングシートから1~2cm離して、垂直に構えたら、固定したまま生地を絞り出します。最後は、少し斜めに持ち上げるように切りましょう。
絞り出したマカロン生地

Photo by uli04_29

鉄板の底を叩いて、生地を広げるようにします。絞り出した部分が馴染んで、目立たなくなるようにしてください。

5.生地を乾燥させる

乾燥させたマカロン

Photo by uli04_29

生地を乾燥させます。乾燥完了のサインは、指で生地をそっと触っても生地が指につかないこと。その次に、指をやさしく生地に押しつけましょう。生地が若干凹んで、指に生地がつかなければOKです。 ※乾燥しているときは、30分経ったら生地を触ってみて確認しましょう。湿度の高い夏場はもちろん、冬でも1~4時間かかることがあるので、焦らずゆっくり乾燥するのを待ってください。

6.生地を焼く

表面を焼き固めたマカロン

Photo by uli04_29

160℃に予熱しておいたオーブンに、生地を入れて6分ほど焼きます。オーブンの扉を開けるとオーブン内の温度が下がるので、なるべく素早く生地を入れましょう。 ※オーブンが小さく、すぐに温度が下がってしまう場合は、予熱の段階で170~200℃に設定しておいて、焼くときに160℃にさげましょう。
マカロンを焼く写真

Photo by uli04_29

表面が固まってマカロン底面からフリルのような足(ピエ)が出てきたら、一度オーブンの扉を開けて温度と湿度を逃がし、130℃で10分前後焼きます。 ※オーブンの上段と下段を使う場合や、温風が循環するオーブンの場合は火の通りが均一にならないので、鉄板の上下を入れ替えたり前後を返したりして、まんべんなく火が通るようにしてください。
焼きあがったマカロン生地

Photo by uli04_29

焼き上がったら、オーブンから鉄板ごと取り出し、そのまま冷まします。鉄板からすぐに取り出すと、急激な温度変化でマカロンの形が崩れてしまうことがあるので、注意してください。

バタークリームの下ごしらえ

1.バターは常温に戻しておく

常温に戻したバター

Photo by uli04_29

バターは常温に戻しておきます。

2.卵黄を泡立てる

卵黄を混ぜた写真

Photo by uli04_29

ボウルに卵黄を入れて、白っぽくなるまでホイッパーで泡立てます。

バタークリームの作り方

1.シロップを作り卵黄と合わせる

シロップを火にかける写真

Photo by uli04_29

小さめの鍋やフライパンに水とグラニュー糖を入れて、火にかけてとろっとしたシロップを作ります。
シロップを入れる写真

Photo by uli04_29

シロップが熱い間に、卵黄を混ぜているボウルに少しずつ足しながら、卵黄を素早く混ぜます。 ※このとき、一度に熱いシロップを卵黄に加えるとその部分が熱で固まる原因になるので、少量ずつ入れてください。ホイッパーの近くにシロップを垂らして、すぐにシロップと卵黄が混ぜられるようにしましょう。
シロップと卵黄を混ぜた写真

Photo by uli04_29

シロップと卵黄が混ざって、もったりとしたクリーム状になるまでさらに混ぜます。

2.バターを合わせる

バターを混ぜた写真

Photo by uli04_29

常温になったバターを少しずつ加えては混ぜる、を繰り返してなめらかになったら完成です。マカロンに絞り出すために、口径5~10mmほどの丸口金をつけた絞り袋にいれておきましょう。

仕上げ

1.クリームを絞る

焼きあがったマカロン

Photo by uli04_29

冷ましておいたマカロンコック(マカロン本体)を、クッキングシートからそっとはがします。
バタークリームを絞る写真

Photo by uli04_29

絞り袋に入れたバタークリームを、写真のように絞り出します。バタークリームは味が濃厚なので、あまり多く絞り出さないのがポイントです。

2.重ねて完成

マカロンの完成図

Photo by uli04_29

同じ大きさのマカロンをもう1枚を重ねて完成です。 ※できたてより、クリームを挟んでから冷蔵庫で1~2日保存してから食べるのがおすすめ。生地とクリームが馴染んで、できたてより格段においしく食べることができますよ。

編集部のおすすめ