ライター : aya_yogiscafe

まずは基本。マーブルケーキの作り方

Photo by kii

チョコレートまたは純ココアパウダーを使う、マーブルケーキのレシピです。小麦粉、バター、砂糖、卵の分量が1:1:1:1と、覚えやすさ抜群! 初心者でも失敗しないように、ベーキングパウダーをプラスして、ハンドミキサーでしっかり生地を混ぜ合わせます。ハンドミキサーがない場合は、ホイッパーを使って手で混ぜてもOKです。空気を含ませるように混ぜましょう。

材料(18×8×6cmのパウンド型1台分)

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※純ココアパウダー……約12g(大さじ2杯分)
※チョコレート……20g
どちらか片方でOKです。お家にあるほうで作ってみてくださいね。

下ごしらえ

1.パウンド型の下ごしらえ

クッキングシートを敷いたパウンド型

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パウンド型にクッキングシートを敷いておくか、バター(分量外)を塗っておきます。初心者は、型からきれいにケーキを取り出しやすい「クッキングシート」のほうがおすすめ。 ※クッキングシートを使う場合は、パウンド型の底、側面にやわらかくしたバター(分量外)を少量塗ってから、クッキングシートを敷くとよいですよ。しっかりと張り付いて、作業が進めやすくなります。

2.バターと卵の下ごしらえ

常温に戻したバターのやわらかさを指で確認している様子と溶きほぐされた卵が入った器

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バターと卵は常温に戻しておきます。夏場は30分くらい、冬場は1時間前くらい前に、冷蔵庫から出しておきましょう。バターは写真のように、指で押してスッとへこむくらいのやわらかさにします。 バターが固いとなめらかなクリーム状に練ることができません。ほかの材料と混ざりにくく分離してしまい、空気をしっかりと含ませることができないので、固い食感になってしまいます。 また、冷蔵庫から出したての卵は温度が低すぎて、バターに混ぜたときに分離しやすくなったり、バターが冷えて固まったりします。 バターがやわらかくなりにくい場合は、薄く小さくカットしましょう。ラップに包んで手で温める方法でもOKです。レンジにかけたり湯煎したりすると、仕上がりに影響が出るので避けてください。

3.粉類の下ごしらえ

ベーキングパウダーが入ったボウルに小麦粉を入れる様子

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薄力粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせたものを、3回ふるっておきます。ほかの材料と混ざりやすくするため、粉の大きな固まりを取り除き均一にしてください。空気を含んでふっくらと軽い口あたりに仕上がり、膨らみもよくなりますよ。

4. オーブンの下ごしらえ

生地を混ぜ合わせてからすぐに焼かないと、膨らみが悪くなってしまいます。すぐに焼けるように、オーブンは170℃に予熱しておきましょう。

※家庭用のオーブンは、業務用よりもかなり小さいです。しっかりと予熱しておかないと、扉を開けたときに一気に温度が下がってしまいます。

作り方

1.バターをクリーム状にする

ボウルにバターを入れて混ぜる様子

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大きめのボウルに常温に戻したバターを入れます。ハンドミキサーで1分ほど混ぜ、なめらかなクリーム状にします。
ボウルで混ぜたバターにグラニュー糖を加える様子

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グラニュー糖を5回に分けて加えていきます。1回加えるごとに、ハンドミキサーの中速で1分混ぜ、合計5分泡立てます。バターが固くグラニュー糖がダマになって混ざらない場合は、そのまま常温においておきましょう。5分ほどしたら混ぜ合わせて様子を確認します。 もしもバターが溶けてきてしまったら、ボウルを氷水にあてて冷やしながら混ぜてください。たまにゴムベラを使って、ボウルの底や側面のバターもしっかりと混ぜます。
バターをクリーム状に混ぜたもの

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写真のように、白くふわふわになるまで泡立てます。グラニュー糖をバターに加えて混ぜることで、バターがきれいに泡立ちます。 ふんわりと膨らんだ生地に仕上げるため、しっかりと空気を含ませることが大切です。よく混ぜておかないと、卵を加えたときに分離しやすくなってしまいます。

2.1に卵を加えて混ぜる

クリーム状のバターに卵を加える様子

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常温に戻した卵を割り、よく溶いてから100g計量します。だいたい卵2個弱で100gです。1に溶き卵を5回に分けて少しずつ加えます。溶き卵を1回加えるごとに、ハンドミキサーの中速で1分混ぜます。生地が均一になったら、次の溶き卵を加えます。 バターはボウルの底に溜まりやすいので、たまにゴムベラを使って混ぜてくださいね。
バターとグラニュー糖に卵を混ぜたもの

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溶き卵を加えてすぐは、写真のように卵が分離しています。
均一に混ぜた生地

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混ぜていくと、写真のように生地が均一な状態になります。この状態になったら、次の溶き卵を加えます。混ざりきる前に次の溶き卵を加えると、分離しやすくなります。 どんなに混ぜても分離した状態のままの場合は、乳化失敗です。その場合は、分量の薄力粉を大さじ1杯だけ取って、混ぜてください。それでも分離するようなら、少しずつ薄力粉を加えて、様子を見ましょう。分離をもとに戻すための薄力粉は、できるだけ少なくしたほうが、できあがりに影響が出にくいですよ。

3.2にふるった粉類を加えて混ぜ合わせる

粉類とバター生地を混ぜる様子

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ハンドミキサーからゴムベラに持ち替えてます。ふるった粉類(薄力粉+ベーキングパウダー)を一度に加えて、混ぜ合わせます。生地がなめらかになって、つやが出てきたらOKです。
ボウルに粉類を入れたもの

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ゴムベラをぐるぐると練るように動かすと、グルテンができて生地に粘り気が出てしまいます。ボウル回転させながら、ゴムベラで生地に縦の切れ目を入れるように、すくい取ったら手首を返して混ぜていきます。 ※グルテンができると、膨らみが悪くなってしまい、モソモソとした食感に仕上がります。ゴムベラの動かし方と混ぜすぎに気を付けてくださいね。

4.ココア生地を作る

バター生地に純ココアパウダーを入れたもの

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3の1/3量を、別のボウルに取り分けます。取り分けた3にチョコレートまたは純ココアパウダーを混ぜて、チョコレート生地を作ります。 チョコレート:湯煎するかレンジにかけて溶かしてから、混ぜ合わせます。 ココア:そのままふりかけて混ぜ合わせます。 ※純ココアパウダーの代わりに抹茶小さじ1杯を加えると、抹茶マーブルケーキを作れます。抹茶を使う場合は、ダマになりやすいので生地にふるい入れましょう。

5.2つの生地をマーブル状に混ぜ合わせる

ボウルに入ったプレーン生地とココア生地を、ゴムベラで混ぜている様子

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4を3のボウルに戻します。マーブル模様になるように、ゴムベラで軽く混ぜます。

6.5をパウンド型に入れて焼く

パウンド型にマーブル生地を入れたもの

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5をパウンド型に入れます。数回打ち付けて余分な空気を抜きます。中央がへこみ両端は高くなるように、表面をなめらかにならします。 ※パウンド型に入れる生地は、高さがあるため生焼けになりやすいです。中央をへこませることで、火を通りやすくします。焼いていると両端の生地が流れてきて、高さがそろうので安心してくださいね。
マーブル生地にナイフで切れ目を入れる様子

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【ひと手間かけられるなら……】 焼き始めて10分ほど経ったら、一度取り出してぬらしたナイフで生地に切れ目を入れます。生地は焼いて膨らむと自然に割れますが、切れ目を入れるとまっすぐに割れ、仕上がりがきれいです。
マーブル生地に竹串を刺した様子

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170℃に予熱したオーブンで、30~40分焼きます。オーブンの温度と焼き時間は、あくまで目安です。竹串を刺してみて、ドロッとした生地がつかなくなるまで加熱してください。焼いている途中で焦げそうになったら、途中でアルミホイルをかけましょう。 膨らまなかったり中が生焼けだったりした場合は、オーブンの温度が低い可能性があります。次回作るときは、温度設定を10℃高くしてみてください。 冬は、夏よりも温度を高くしたほうが失敗しにくいです。夏に作ったときに170℃だった場合は、冬は180℃に設定します。10分間くらい焼いてから170℃に下げて、残りの時間を焼いてみてください。

7.焼きあがった6を冷まし、寝かせたら完成

マーブルケーキをケーキクーラーにのせたもの

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焼きあがった6をパウンド型から取り出し、ケーキクーラーにのせて粗熱を取ります。冷めたら乾燥を防ぐため、ラップに包んで保存します。 紙型以外で焼く場合は、焼けたらすぐに型から外します。型に入れたままだと、余計な熱が入ってパサパサになったり、湯気がこもってべたついたりしてしまいます。 クッキングシートは取っても取らなくてもOKです。熱いうちは型崩れしやすいので、冷めてから外しましょう。
カットしたマーブルケーキを皿に盛ったもの

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作った当日でも食べられますが、バターがたっぷり入ったマーブルケーキは、ひと晩冷蔵庫で寝かせると生地が落ち着きますよ。 ラップに包んで2~3日保存できます。それ以上はバターの風味がどんどん抜けてしまうので、冷凍保存が最適です。食べやすい大きさにカットして、ラップに包んで冷凍します。冷凍したマーブルケーキは、レンジで解凍すればすぐに食べられます。

うまくマーブル模様を出すコツは?

1. プレーン生地でチョコレート生地を包みこむ

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まず始めに、プレーン生地の中心にスペースを作ります。そこにココア生地をのせます。

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まわりのプレーン生地をゴムベラですくって、ココア生地を包みこみます。

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