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そもそも「無塩バター」とは?
わたしたちが普段家庭で使うバターは、生乳の水分を脂肪分と分離させ、その脂肪分を加工して作られており、なかでも無塩バターは加工段階で塩を混ぜていないものを指します。
原料となる生乳にも元々わずかながら塩分は含まれているため、最近は「食塩不使用」のような表記になっている商品も多いようですよ。
安い? 高い? 平均的な値段
無塩バターは、200gや450gといった単位で販売されていることが多く、200gあたり400〜450円ほどの価格がついています。これは、有塩バターと比べると比較的高いです。
有塩バターよりも高いのは、塩分が含まれていない分傷むのが早く、品質保持がむずかしいため。ほかにも、有塩バターよりも需要が安定しないことが要因のひとつとして挙げられるようです。
カロリー
無塩バターは、100gあたり763kcalです。ここまで高カロリーなのは、脂肪分のカロリーが高いため。実際に、脂質は100gあたり83.0g含まれていますが、糖質は0.2gのみなんですよ。(※)
無塩バターと有塩バターの違い
有塩バターとは
有塩バターは文字通り、塩分が加えられたバターのこと。生乳から採取された脂肪分を加工する段階で100gあたり1.5gほどの塩分が添加されているため、無塩バターよりも長持ちすることが特徴です。
有塩バターは無塩バターの代用になる?
無塩バターはないけど、有塩バターならある……そのようなときでも、レシピに「無塩バター」と記載されているのであれば、有塩バターを使うのは控えましょう。
無塩バターは、お菓子作りによく使用されますよね。生地を引き締めたり、甘みを引き立たせるために別で塩を若干加えることがありますが、有塩バターで代用すると塩分が多すぎてしまうのです。