代用できるの?「無塩バター」の特徴と使い分けをチェック◎

無塩バターは、お菓子やパンのレシピで見かけますが、家にないことも多いですよね。他のもので代用したらお菓子はおいしく作れないの?有塩、無塩の違いってなに?など、意外に知られていない無塩バターについてと、代用品についてご紹介します!

無塩バターとは?

私たちが普段家庭で使うバターは、生乳の水分を脂肪分と分離させ、その脂肪分を加工して作られています。無塩バターはその工程で塩を混ぜていないものを言い、それに対して塩を混ぜて加工しているものは有塩バターとして店舗に並びます。

生乳にも元々わずかながら塩分は含まれているため、最近は「食塩不使用」のような表記になっている商品も多いようですよ。また、無塩バターは酸化しやすく、有塩と比べて賞味期限も1か月ほど短いことから早めに使い切らなくてはいけません。

お菓子作りに欠かせない「無塩バター」

バターには油脂類でもめずらしく、揮発性脂肪酸(きはつせいしぼうさん)という成分が含まれています。これは熱を加えることで揮発し、「サクサク」や「しっとり」など、洋菓子の長所となる食感を引き出してくれる効果があります。また香りもよいので、食欲を刺激してもくれますよ。
例えば、バターは練りこむことで気泡を自分から取り込んでいくため、クッキーなどはサクッとした仕上がりに、バターを練りこまないケーキやフィナンシェなどはしっとりした仕上がりになるのです。

お料理に合わせたい「有塩バター」

有塩バターは、名前の通りバターに食塩を添加させたもので、この塩分によって食材にコクや甘みをプラスすることができます。

例えばトーストやパンケーキに塗ったり、パスタや炒め物に使ったりする際には有塩バターを使うことで、より素材の味を引き立ててくれますよ。

有塩バターは無塩バターの代わりになる?

有塩バターを買ってお菓子作りにも応用させたいところですが、残念ながらおすすめできません。有塩バターには、製造過程で100gあたり1.5gほどの塩が含まれています。

お菓子作りで生地を引き締めたり、甘みを引き立たせるために塩を若干加えることがありますが、有塩バターは元々含まれている塩分だけでその容量を十分に満たすため、かえって完成度を落としてしまうのです。
またバターによってどれくらいの塩が入っているかグラム数はバラバラなので、有塩バターを使ってレシピの「塩」を抜くのもできれば避けましょう。

バターがない時の代用品にはこれ!

それではバターが使えない時の代用品はどんなものがあるのでしょうか?今回は、なるべく身近な食品をピックアップしましたので、キッチンにあるか確認してみてください。

代用品1:マーガリン

マーガリンとバターは同じ油脂の仲間ですが、バターは動物性油脂由来に対し、マーガリンは植物性油脂由来です。バターと違って空気を多く含んでおり、冷えても固まりにくいので作業が楽にできます。何と言っても価格がバターよりも安価なので、ご自宅でパンを焼いたり、お菓子を頻繁に作ったりする方にもおすすめです。

「コンパウンド」がおすすめ

通常はバター売り場のそばに「製菓用マーガリン」という名前で陳列されていますが、製菓材料などを取り扱う店舗では「コンパウンドマーガリン」というものも同じ並びで陳列されていることもあります。

これは、コクや風味がもう少し欲しいという方のために、マーガリンにある一定の割合でバターや動物性油脂が配合されているものです。こちらのほうが、よりバターに近い風味を得ることができますよ。

代用品2:サラダ油

今すぐに欲しいのに、バターもマーガリンも自宅にない!という方もご安心ください。ご家庭にあるサラダ油でも、作りたいお菓子によっては代用できますよ。ただし、サラダ油はバターやマーガリンと違って水分量が多いため、レシピの分量よりも50%~60%程度に抑えて少しずつ入れてみましょう。

パイ生地といった油脂の層を重ねてできるお菓子も水分が多い関係で代用には不向きです。油脂のあまり必要としないクッキーやビスケット、メレンゲのチカラを借りてふんわり感でカバーできるマフィンなどで試してみてくださいね。

作りたいお菓子で代用品を考えて

特集

SPECIAL CONTENTS