ライター : 池野 三奈美

管理栄養士 / Webライター

鮭鍋は下処理がポイント

Photo by Uli

鍋に生鮭を入れたとき、生臭さが気になることはありませんか?

臭みのない鮭鍋に仕上げるには、生鮭を鍋に入れる前のひと手間が大切です。正しく下処理をすれば生臭さが気にならなくなり、鮭鍋がさらにおいしく味わえますよ。下処理以外の調理のポイントも参考にしてくださいね。

生臭さを和らげる方法

1. 生鮭ひと切れあたり、小さじ1/3杯の塩を両面にまんべんなくふる

2. 10分ほど置き、生鮭から出てくる水分を拭く

3. ザルに入れた2の生鮭に熱湯をまわしかけて、余分な脂を落とす

鮭鍋をおいしく仕上げるポイント

  1. 生鮭に塩をふって出てくる水分を拭く
  2. だし汁が煮立ってから生鮭を入れる
  3. アクをこまめに取る
  4. みそやにんにく、しょうがなどの薬味を加える

1. みそとバターで体ぽかぽか。鮭の石狩鍋

Photo by macaroni

生鮭の鍋といえば、北海道の郷土料理である石狩鍋が定番ですね。昆布を一緒に煮ることで、旨味がスープに溶け出します。生鮭を鍋に入れたら、こまめにアクを取るのがおいしく仕上げるコツです。合わせみそやバターの濃厚な味わいで、体がぽかぽかに温まりますよ。

2. 薄口しょうゆと白だしで上品に。鮭の白だし鍋

生鮭や野菜のおいしさを感じられる鍋レシピです。薄口しょうゆと白だしで、あっさりとした上品なスープに仕上げます。シンプルな味付けのため、生鮭の臭みをしっかり取っておくことが大切です。スープには酒を加えて、生鮭の生臭さを和らげます。

3. 体に染み入るおいしさ。塩鮭とごぼうの和風鍋

手に入りやすい塩鮭でも鍋を作ることができます。塩鮭を使うと下処理を省略できるメリットも。塩鮭に味が付いているので、スープの味付けは薄めにするのがポイントです。ごぼうの香りや旨味を味わうため、水にさらす時間は短めにしておきましょう。

4. コクと酸味のバランス。鮭ときのこのバタポン鍋

Photo by macaroni

甘鮭を使うと下ごしらえがいらず、時短になります。野菜の甘味とポン酢しょうゆの酸味が溶け合い、さっぱりとした後味に。煮込むとポン酢しょうゆの酸味がとぶので、子どもも食べやすいマイルドな味わいです。バターの風味とコクが、鍋の味わいに深みをプラスしてくれます。

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