ライター : kii

調理師 / 製菓衛生師 / 食育インストラクター / フードコーディネーター

おいしいステーキのレシピが知りたい!

今日はおいしいステーキ♩とワクワクして作ったのに、お肉が硬くなってしまってボソボソ……。こんな悲しい経験はありませんか?実はそれは、部位に適したステーキのレシピではなかったことが原因かもしれません。 今回は、調理師の筆者が、お肉の部位に適したステーキのレシピをご紹介します。ステーキをジューシーに焼く方法や、ソースの味付けなど、おいしいステーキのコツがぎゅっと詰めこみました。 では、まずはそれぞれの牛肉の部位の味や食感の特徴からご紹介します。

安いお肉でも極上に!焼き方のコツ

表はしっかり、裏は少し焼いてジューシーに

スーパーで購入できるステーキ肉の厚さは、1.5cmほどのものが多いです。この厚さのステーキ肉は、両面しっかりと焼いてしまうとボソボソになってしまいがち。 盛り付けるときに表になる方にはしっかりと焼き色をつけて、裏はほんの少しだけ(10秒くらい)焼きましょう。こうすれば、見た目はこんがりとおいしそうな焼き色がつきますが、中はレアでジューシーに仕上げることができます。

焼き加減は、焼いたあとに調整

先ほど紹介した方法で焼いたら、焼き加減はステーキの休ませ方で調整します。 レア:盛り付けている間に火が通るので、そのまま盛り付ける。 ミディアムレア:アルミホイルに包んで3分休ませる。 ウェルダン:火を消したフライパンに蓋をして、そのまま3分放置。

筋が多い部位はひと工夫

筋が多い肩ロースやもも肉は、ひと工夫しましょう。まずは焼く前に、赤ワインやすりおろした玉ねぎに漬け込みます。酵素の力で、お肉を柔らかくジューシーに仕上がりますよ。 そして、もも肉は特に筋が多く弾力もあります。焼いてからサイコロ状にカットすれば、とて食べやすくなります。
▼ステーキの詳しい焼き方もチェック!

ソースには玉ねぎやにんにく?味付けのコツ

玉ねぎに漬け込むと柔らかくなる

シャリアピン・ステーキでは、ステーキ肉をおろした玉ねぎに30分~1時間漬け込みます。玉ねぎに含まれている「プロテアーゼ」というたんぱく質分解酵素によって、お肉が柔らかくなります。 この漬け込んだ玉ねぎはソースにも活用可能。すりおろしにして玉ねぎの組織が壊れているので、短時間で火が通り甘さを引き出すことができます。お肉を焼いたあとのフライパンで作れば、お肉の旨味がたっぷりと詰まったソースに仕上がりますよ。

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