ライター : 馬原 香織

料理家/料理教室主宰/調理師

肉汁あふれる。牛肉のたたき

Photo by 馬原 香織

調理時間 30
牛もも肉のブロックを使用して作る、豪華な牛肉のたたき風。牛肉のたたきは、表面のみ加熱して中は生の状態で食べるのが基本ですが、この記事ではじっくり蒸し焼きにして火を通すことで、安心して食べられる「たたき風」の作り方を調理師がご紹介します。

牛肉のたたきは、見栄えもよく特別な日の献立やおもてなしにもぴったり。フライパンで簡単に調理できるので、意外と簡単に作れますよ。

材料(4人分)

Photo by 馬原 香織

牛たたきをおいしく作るコツ

コツ・ポイント

  1. 牛もも肉は、常温に戻してから焼く
  2. 牛もも肉の全表面を焼いたあと蒸し焼きにする
  3. 火通りは肉の表面を押して判断する
  4. タレは肉汁の残ったフライパンで作る
  5. 薄めにスライスする

牛もも肉は、常温に戻してから焼く

ブロック肉は中心までムラなく火を入れるため、焼く前に常温に戻しておくとよいです。気温や湿度の高い夏場は10分ほど、冬場は20分程度常温に置いてから調理しましょう。

牛もも肉の全表面を焼いたあと蒸し焼きにする

牛もも肉は見えているすべての面を1分半ずつ中火で焼きます。そのあと、アルミホイルをかぶせて弱火で3分蒸し焼きにし、ひっくり返してさらに弱火で3分蒸し焼きにしましょう。蒸し焼きすることで牛もも肉の中まで火が入り、安心して食べられます。

ただし肉の大きさや形状によって焼き時間や蒸す時間が変わります。牛もも肉の様子を見て、時間を調整してください。

火通りは肉の表面を押して判断する

焼いたあとの牛もも肉は、表面を指やトングなどで押すとハリと弾力を感じます。火通りは触感で判断しましょう。焼く前の牛もも肉の表面を押して生の触感を確かめておくと、変化が分かりやすいですよ。

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