タレは肉汁の残ったフライパンで作る

牛もも肉を焼いたあとのフライパンには、肉の旨味を含む肉汁が残っています。タレを作る際は、フライパンは洗わずに調味料やにんにくすりおろしなどを入れて肉の旨味の詰まったタレに仕上げるのがおすすめです。

フライパンに焦げやカスが残っている場合は、キッチンペーパーで軽く拭き取ってから、タレの材料を入れてください。

薄めにスライスする

肉質にもよりますが、牛もも肉に火を入れて作る「たたき風」は、生で食べるたたきに比べて多少硬く感じる可能性があります。その場合は、薄めにスライスすると食べやすいので試してみてください。

下ごしらえ

牛もも肉を冷蔵庫から出し、室温にもどしておきます。

作り方

1.牛もも肉に下味をつける

牛肉に塩と粗びき黒こしょうで下味をつける様子

Photo by 馬原 香織

牛もも肉の全面に塩と粗びき黒こしょうをふり、下味をつけます。

2.フライパンで牛もも肉を焼く

熱したフライパンで牛肉の表面を焼く様子

Photo by 馬原 香織

フライパンに油を入れて中火で熱し、牛もも肉を入れて焼きます。フライパンが熱くなってから牛もも肉を入れ、あまり動かさずにじっくり1分半焼きます。
牛もも肉の横の面を、トングで支えながら焼く様子

Photo by 馬原 香織

牛もも肉をひっくり返し、裏面も中火で1分半焼きます。続けて、小さい面も含めた見えているすべての面に焼き色が付くよう、1分半ずつ丁寧に焼きます。

3.アルミホイルをかぶせて蒸し焼きにする

牛もも肉にアルミホイルをかぶせて蒸し焼きにする様子

Photo by 馬原 香織

アルミホイルをかぶせて3分蒸し焼きにします。アルミホイルを一旦はずし、牛もも肉をひっくり返して再びアルミホイルをかぶせ、3分蒸し焼きにします。 やけどしないよう、トングや菜箸を使ってアルミホイルをかぶせるとよいです。

4.牛肉をアルミホイルで包んでしばらく置く

焼いた牛もも肉をアルミホイルで包んで、肉汁を落ち着かせている様子

Photo by 馬原 香織

牛もも肉をフライパンから取り出し、アルミホイルに包んで10分置き肉汁を落ち着かせます。

5.タレを作る

肉を焼いたフライパンでタレを作る様子

Photo by 馬原 香織

肉を取り出したフライパンにタレの材料をすべて入れて、ひと煮立ちさせタレを作ります。

6.牛肉を切って盛り付ける

白い皿に薄くスライスした牛肉のたたき風を盛り付けた様子

Photo by 馬原 香織

牛もも肉を薄めにスライスし、レタス(分量外)、水にさらした玉ねぎ(分量外)などを添えて盛り付けます。
牛肉は新鮮なものを使用し、加熱ムラを防ぐため室温に戻してから調理してください。 肉の大きさによって加熱時間は調整し、加熱が不十分な場合は、切ってから再度レンジなどで加熱してください。 妊娠中の方や小さなお子様、ご高齢の方など、免疫力が低下している方のお召し上がりは控えてください。

よくある質問

質問回答
1. 牛もも肉以外でも作れますか?赤身の多いロースやヒレでも作れます。
2. 牛たたきは保存できますか?蒸し焼きにして中まで火を入れれば、ジップ付き保存袋に入れて密封し冷蔵庫で1~2日保存可能です。
中が生の状態のたたきは、保存はせず調理した日に食べ切りましょう。
3. タレのおすすめアレンジはありますか?わさびじょうゆやポン酢しょうゆでもおいしくいただけます。
4. 牛たたきの食べ方のアレンジはありますか?丼やサンドイッチの具材にできます。

意外と簡単にできる牛肉のたたきを作ろう!

牛肉のたたきは、フライパンで調理できるので気軽にトライできます。蒸し焼きにすれば、肉の中まで火が通るので安心して食べられますよ。

豪華で見栄えもよく、普段の献立だけでなくおもてなしや特別な日の献立におすすめです。ブロック肉の調理はむずかしそうと思われがちですが、手順通り作れば意外と簡単にできあがります。ぜひご自宅で作ってみてくださいね。

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