ライター : kii

調理師 / 製菓衛生師 / 食育インストラクター / フードコーディネーター

ジェラートの作り方をマスターしよう!

Photo by kii

暑い季節に食べたくなる、おいしいジェラートの作り方をマスターしましょう!

この記事では、製菓衛生師の資格をもつ筆者が、基本のバニラジェラートの作り方を詳しくご紹介します。バニラビーンズよりも手に入りやすいバニラエッセンスを使って、本格的な味に仕上げるコツもお教えしますよ。

アイスクリームメーカーがない場合の代用方法もご紹介。簡単から本格まで、いろいろなアレンジジェラートレシピもありますよ!お家で本格ジェラートを楽しみましょう。

ジェラート、ソルベ、シャーベットの違いは?

種類ソルベシャーベットジェラート
言語フランス語英語イタリア語
味わい果汁や洋酒が主材料。脂肪分を含まず、さっぱりとしているソルベよりも口あたりがなめらかで、すっきりとした味わいソルベとシャーベットより脂肪分が多く、濃厚な味わい
ソルベ、シャーベット、ジェラート……これらはすべて、凍った冷たいお菓子のことを指す言葉です。何が違うのかというと、ソルベはフランス語、シャーベットは英語、ジェラートはイタリア語ということ。 現在はさまざまな作り方があるので、一概にこういうものであるとは言えません。ソルベは卵や乳製品が入っていなくさっぱりとしたものが多く、シャーベットには卵や乳製品を使っているものもあります。ジェラートは、フルーツや牛乳、クリームなどの乳製品を使って、濃厚な味わいのものが多いです。

ミキサーで本格派!「バニラジェラート」の作り方

Photo by kii

では、ここからは、基本のバニラジェラートの作り方をご紹介します。ご家庭でも作りやすく、本格的な味を楽しめるレシピを目指しました。濃厚なミルクの味と、なめらかな口どけをお楽しみください♪

本格的なバニラジェラートはバニラビーンズを使いますが、手に入りやすいバニラエッセンスで作っていきます。生クリームも1パック使い切りますので、残して困ることもありませんよ。

材料(4人分)

Photo by kii

作り方

1.バニラエッセンス以外の材料を加熱する

材料を温めている

Photo by kii

鍋に、バニラエッセンス以外の材料をすべて入れます。焦げないように、かき混ぜながら加熱します。

2.沸騰直前まで温める

鍋の中身が沸騰している

Photo by kii

ふつふつしてきたら、火を止めます。

3.バニラエッセンスを加え、氷水で冷やす

鍋にバニラエッセンスを加えている

Photo by kii

火を止めてから、バニラエッセンスを加えます。氷水が入ったボウルに鍋を入れて、あら熱をとります。

4.金属製のバットに流して凍らせる

鍋に入った材料とバット

Photo by kii

粗熱がとれたら、金属製のバットに入れます。 ※金属製のものだと、はやく温度が下がり、凍りやすい ※バットがなければ、タッパーなどでもOK。できるだけ薄く冷凍すると、このあとの工程が楽になる
バットにラップをした状態

Photo by kii

落し蓋をするようにラップをぴったりとして、2~3時間凍らせます。

5.ミキサーにかけて、なめらかにする

材料をミキサーにかけている

Photo by kii

完全に凍ったら、ミキサーにかけてなめらかにします。 ※全量を一度に回そうとすると回りにくい。3回に分けてミキサーにかけるのがおすすめ
材料を容器に移したところ

Photo by kii

なめらかになったら、密閉容器に入れて凍らせます。 ※はやく凍らせるために、金属製のホーロー容器を使用するのがおすすめ

6.凍ったらスプーンでなめらかにする

完成したバニラジェラート

Photo by kii

1~2時間凍らせます。凍ったらスプーンで練るように混ぜて、全体がなめらかになったら完成です。 濃厚なミルクの味を楽しめるので、酸味のあるフルーツを合わせてもGood!この写真は、冷凍のストロベリー、ブルーベリー、マンゴーを飾ってみました。

ミキサーがなくても作れる!

ミキサーがなくても、ジェラートは作れますよ。上記したレシピの3までは同じ手順で、そのあとの凍らせる方法が異なります。いくつか方法を紹介しますので、使いやすいものでチャレンジしてみてくださいね。

編集部のおすすめ