ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

サワークリームは代用できる!

スイーツだけでなくいろいろな料理に使われ、酸味や爽やかな風味をつけてくれる「サワークリーム」。レシピに載っていても家の冷蔵庫になかったら、どうされますか?

もちろん、買いに走るという手もあります。しかし、今すぐ作りたい!、いつものお店では置いているのを見たことがない!なんてことも。そのようなときは、サワークリームの代わりになるものが身近にあったらいいですよね。

そこで本記事では、サワークリームの代用品について調べてみました。代用品で作れるおすすめレシピも併せてご紹介します。

そもそもサワークリームとは?

サワークリームは、生クリームを乳酸菌で発酵させて作る乳製品。さわやかな酸味があり、なめらかな口当たりが特徴です。クリーム状なので、そのまま使用してOK。ロシアやヨーロッパではよく食べられており、万能調味料のような存在です。

菓子ではチーズケーキ、ムース、ババロア、焼き菓子やパイ、パンの生地に、料理ではカレー・シチュー・ボルシチの仕上げやドレッシングなどにも。さまざまなメニューの風味付けやコク出しに使われます。

生クリームとレモン果汁で代用

Photo by Raico

生クリーム100ccに対して、レモン果汁を小さじ2杯ほど加え、しっかりと混ぜ合わせます。だんだん生クリームが締まってきて、ほどよい固さに。サワークリームは生クリームに乳酸菌を加えて発酵させて作られているため、本来のサワークリームにとても近い味わいです。

生クリームは動物性と植物性がありますが、濃厚なコクを出すには動物性のものを使うのがおすすめですよ。

ポイント

  1. 作り方のコツ:しっかりと混ぜ合わせる
  2. 味わい:一番サワークリームに近い味わい。動物性生クリームを使うと濃厚なコクが出る

生クリームとヨーグルトで代用

Photo by Raico

生クリーム100ccに対して、ヨーグルトを30~35g加え、よく混ぜ合わせたら冷蔵庫でひと晩置きます。混ぜるだけでは液体ですが、冷やし固めるとやわらかいクリーム状に。

レモン果汁を使わないため、酸味が控えめでまろやかです。水切りヨーグルトを使えば、濃厚な味わいになります。

ポイント

  1. 作り方のコツ:水切りヨーグルトを使うとより濃厚になる
  2. 味わい:レモン果汁を使わないため、酸味が控えめでマイルド

クリームチーズとレモン果汁で代用

Photo by Raico

クリームチーズ100gをやわらかく練り、レモン果汁を数滴加えてよく混ぜ合わせます。

クリームチーズ自体の脂肪分が高いため、仕上がりはこってりした濃厚な味わいで固めのクリーム状です。レモン果汁の量を調節して、好みの酸味にしてください。

ポイント

  1. 作り方のコツ:レモン果汁の分量を調整して好みの酸味にする
  2. 味わい:こってり濃厚

サワークリームの代用でできる人気レシピ

1. ビーフストロガノフ

ロシアの煮込み料理のひとつ、ビーフストロガノフ。仕上げにサワークリームをのせて、コクと酸味をプラスします。サワークリームの代用は生クリームとレモンがおすすめ。酸味が効いて、軽やかな味わいがよくマッチしますよ。

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