ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

肉料理におすすめ!ナツメグとは

お料理の際に使うとより本格的な味わいにしてくれるナツメグ。スーパーなどでナツメグはパウダー状になって売られているので、身近に感じる方も多いと思います。でも、ナツメグの元の姿をご存知ですか?ナツメグは「ニクヅク」という果実の種なのです。

漢方薬にも使用されることがあり、主にひき肉料理などを作る際に用いられますね。日々のお料理に使える便利なスパイスですが、実は知らないこともいろいろ。今回はそんなナツメグについて調べてみました。

香り

ナツメグの特徴は、若干甘い香りです。香辛料として使用されるのは、においの強い食材の臭みを消してくれる働きを持つから。さらに野菜の甘みを引き出してくれる特徴ももちます。ナツメグはお料理だけでなく、お菓子作りにも活用されることがあるのですよ。

ナツメグは甘い香りと裏腹に、味そのものはほろ苦さが立ちます。ナツメグのほろ苦さを楽しむよりも、甘い香りを活用したお料理、そしてお菓子作りに使用されることが多いです。

ナツメグにはパウダー状のものとホール状のものがあります。ホール状のものは、あまり見かけませんね。 一般的にはパウダー状になったものが販売されています。ナツメグは基本的に食感を活かすために用いられず、スライスやカットの状態で使用する機会がないからです。香りをしっかり効かせたいときに向いています。ホール状のナツメグを使用する際には、おろし金を使ってパウダー状にするのが一般的な使い方です。

ナツメグの使い方

ハンバーグに入れる

ハンバーグのタネを作る際には、ナツメグが必須のレシピが多いです。ハンバーグに入れることでひき肉の臭みを消し、旨味を引き立ててくれるのです。本格的なハンバーグを作る際にはナツメグを加えましょう! ナツメグは基本的にはタネや生地を作る段階で入れるもの。特にひき肉料理を作る際には、調味料よりも先に加えることで、肉の臭みをおさえられます。また調味料と合わさることで、肉の旨みを引き出してくれます。

そのほかのひき肉料理に使う

ハンバーグにナツメグは、もはや鉄板です。ナツメグはそのほかのひき肉料理にもぴったりなのです。ひき肉を使った料理といえば、ロールキャベツがありますね。ロールキャベツを作る際にもナツメグを加えると良いでしょう。そのほか、ミートローフやミートボールを作る際にもナツメグが役立ちます。

ちなみにナツメグの使用量の参考は、肉100gに対して0.2g程度が目安です。使いすぎてしまうとナツメグの風味が強くなるので注意しましょう。
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