
ライター : ちあき
育児のかたわらライターをしています。元出版社勤務、料理も食べ歩きも大好きです。母になっても好奇心を大切にしていきたいと常々思っています。みんながハッピーになれるグルメ情報が…もっとみる
エシャロットとは?
エシャロットは、ネギ科の多年草でネギやニンニクに近い野菜。日本で一般的にエシャロットと呼ばれているものは、白い身から葉が出ているものが多いと思いますが、本来は玉ねぎと同じように乾燥した薄い皮に包まれた薄紫の野菜。レッドオニオンともよく似ています。
日本で一般的にエシャロットとして知られているのは、らっきょうを土寄せして軟白栽培をし、若いうちに収穫したものです。味は一般的ならっきょうと比べると香りやクセが少ないのが特徴です。
日本で売られ始めた当初、この若採りらっきょうのことを「エシャロット」と呼んでいました。しかしフランスにある香味野菜「エシャロット」(英語名「シャロット」)と混同されることから、日本のものを「エシャレット」、香味野菜の小型玉ねぎを「ベルギーエシャロット」と使い分けるようになりました。エシャロットとエシャレットは異なる品種ですが、今はエシャロットと呼んでいる方も多いですね。
こちらがベルギーエシャロット、本来の「エシャロット」です。
ちょっと混乱しそうなので整理すると、私たちが普段「エシャロット」と呼んで口にしているらっきょうのような野菜は、エシャロットではなく正しくは「エシャレット」です。つまりエシャロットとエシャレットは全く別の品種ですが、この記事では、なじみのあるエシャロットの名前で食べ方をお伝えします。
生でも食べられる?
日本で売られているエシャロット(正しくはエシャレット。以下同)は、生食用に栽培されているものがほとんど。生でおいしく食べられます。やや辛みがあり、シャキシャキとした歯ごたえが特徴です。
エシャロット自体はさっぱりとした味なので、味の濃い調味料との相性もよく、味噌やマヨネーズで食べると、何個でもポリポリ食べ進められてしまいます。カレーに添えられている、おなじみのらっきょうとは違うため、らっきょうが苦手な方も、食べやすい野菜のはずです。
辛味が気になる場合は、水にさらすと、より食べやすくなります。
葉っぱの食べ方
エシャロットの葉の部分は、天ぷらやかき揚げなど火を通して食べるとおいしくいただけます。しおれてしまった葉っぱも、加熱調理すればおいしく食べられますよ。サッと茹でて味噌や酢と混ぜれば、ぬた和えが完成。
晩酌のお供にピッタリですよ。生のままみじん切りをすれば、香りのよいエシャロットは、冷奴などの薬味にもなります。
エシャロットの皮
エシャロットの皮は薄皮で、そのまま食べられます。食べた時に薄皮が口の中に残る感覚が気になる方は、薄皮をむいて食べましょう。
皮をむくには、エシャロットを水に浸け、ゴム手袋をはめて水の中で軽くエシャロットをこすると簡単にむけます。エシャロットに直接触れるとかゆくなる人もいますので、ゴム手袋をはめるとよいですよ。
▼らっきょうレシピはこちら
エシャロットのおすすめレシピ
エシャロットは生でそのまま食べるだけではありません!次に、エシャロットが主役のおすすめレシピをいくつかご紹介します。
1 エシャロットの生ハム巻き
エシャロットに生ハムが巻いたオシャレな、ひと品。自家製のピリ辛みそとマヨネーズを同率の割合で混ぜ合わせたソースが食欲をそそります。おつまみにもぴったり。
生ハムの柔らかい食感と、エシャロットのシャキシャキ感の両方が楽しめるレシピです。生ハムと合わせることで、おもてなしにも合うおつまみに大変身。ソースは一般的な味噌にしても、おいしく食べられますよ。
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