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そもそも「薄力粉」ってどんなもの?
薄力粉とは、小麦の種子を挽いて粉にした小麦粉の一種です。小麦粉に水を加えてこねると、粘りと弾力が出てきますよね。この粘りと弾力=「粘弾性」は、「グルテン」というたんぱく質によって生まれるもの。小麦粉に含まれるたんぱく質が多いほどグルテンも多く含まれており、水を加えてこねたときに粘弾性が高くなります。
小麦粉の性質は含まれるたんぱく質の量で異なり、たんぱく質の含有量ごとに強力粉、中力粉、薄力粉などに分けられています。それぞれの粉の特徴は下記の通りです。(※1,2)
小麦粉の性質は含まれるたんぱく質の量で異なり、たんぱく質の含有量ごとに強力粉、中力粉、薄力粉などに分けられています。それぞれの粉の特徴は下記の通りです。(※1,2)
薄力粉
たんぱく質(グルテン)の含有量が少ないのが特徴。こねても粘りが出にくいので、さっくりと軽い食感を出せます。ケーキやクッキーなどのお菓子や、天ぷら粉、ホットケーキミックスなどに使われることが多いです。(※1)
中力粉
たんぱく質含有量とグルテンの量は、薄力粉と強力粉の間。つまり、粘弾性も薄力粉と強力粉の中間であり、薄力粉のさっくり感と強力粉のもっちり感をあわせ持つ独特の食感を出せます。主にうどんやそうめん、中華まんじゅうなどに使われている粉です。(※1)
強力粉
たんぱく質(グルテン)の含有量が多く、水分を加えてこねていくと強い粘りが出て、もちもちとした食感になるのが特徴です。パン、お麩、餃子の皮などに使われています。(※1)
薄力粉をほかの小麦粉で代用できる?
中力粉で代用する場合
薄力粉と中力粉では、中力粉のほうがたんぱく質含有量が多いため、中力粉のほうがもちもちとした食感が出ます。代用は可能ですが膨らみにくいので、ふんわりとした食感のお菓子にはあまり向いていません。クッキーに使うと、ザクザクとした食感に仕上がります。
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