
ライター : ちあき
育児のかたわらライターをしています。元出版社勤務、料理も食べ歩きも大好きです。母になっても好奇心を大切にしていきたいと常々思っています。みんながハッピーになれるグルメ情報が…もっとみる
大根辛すぎる!
煮物などにした大根は味がしみ込んでとてもおいしいですが、生の状態で食べる大根はからいと感じてしまうこともあるでしょう。大根は季節や調理方法などによって辛みが違うのです。用途に合わせて、大根のからさを上手に調節することができたらよいですね。
今回は、部位ごとの辛みの違いと、その辛みを生かした調理法などについてご紹介していきます。
大根の辛い方
大根は様々な種類がありますので、元々どの部位を食べても辛いと感じるようなものもあります。しかしスーパーなどで一般的に販売されている、白くて大きな大根は食べる部位によって辛みが違ってくるのです。
頻繁に食卓に登場する大根、上手な食べ方やどの部分が辛いのかを知っておくことで、調理にとても役立ちますよ。
部位によって違う辛さ
スーパーなどで最も多く販売されているのは、「青首大根」と言われる種類になります。こちらの青首大根は根元、真ん中、先端の三つの部位によって辛さが違っています。葉に近い部分の方が甘みが強く、先端部分にいくほど辛みが強くなっています。
ちょうど大根の中心部分を境に、甘みを感じることが多い部位と辛さを感じることが多い部位で使い分けると良いでしょう。
季節によっても辛さが違う
大根は季節によっても辛さが違っています。夏と冬では夏の方が圧倒的に辛いのです。これは大根に含まれている辛味成分である「イソチオシアネート」という成分によるもの。
夏場の大根はイソチオシアネートが多く、反対に秋から冬にかけては寒さから身を守るためにイソチオシアネートの生成を抑え、甘みを感じられる大根になります。
秋冬大根は皮を厚めにむく
秋冬の大根は夏に比べて甘みが強くなりますが、皮に近い部分はイソチオシアネートが多いので、辛さを感じやすくなっています。そのため、秋冬の甘くておいしい大根を食べるには、皮を厚めに剥くといのもポイントです。大根は中心部分に甘み成分があり、外側に行くほど辛味成分が強くなっています。
大根おろしはおろし方次第
大根おろしは思わず顔が歪んでしまうほど辛いものもあれば、甘くて美味しいものもありますね。大根おろしはどのようにおろすのか、どんなおろし器を使うのかによって辛みが違ってきます。どのようなおろし器でどのようなおろし方をすると、甘い大根おろしになるのでしょうか。