おろし器の選び方

辛くない大根おろしを作るのであれば、切れ味の良いおろし器を使うのがおすすめ。というのも、イソチオシアネートは大根の細胞が壊れる際に生成されるからなのです。切れ味の良いおろし器を使うと、細胞が壊れにくいため辛味が抑えられますよ。

一般的には、プラスチック製にくらべると金属やセラミック製のおろし器のほうが刃が鋭いです。

また、目の粗い大根おろし器を使うのもおすすめ。昔ながらの「鬼おろし」は、ほどよく辛味が抑えられるうえに、大根の食感も味わえますよ。

なお、おろし器は製品によって目の細かさや刃の形状が異なります。可能であれば、実際に手にとって確認してみると良いでしょう。

ゆっくりおろす

大根の辛味成分、イソチオシアネートは大根の細胞が壊れる際に生成されます。力を入れすぎずゆっくりおろすことで細胞が壊れにくくなり、辛味の少ない大根おろしができます。円を描くようにおろすのがポイントです。(※1)

おろす角度

大根をおろすときは、繊維を意識すると良いですよ。辛味を抑えたいときは、大根の繊維に沿っておろすのがポイント。辛味を楽しみたいときは、大根をおろし器に対して垂直に立てましょう。繊維を断ち切ることで辛味成分のイソチオシアネートが多く生成されます。

レモンや酢を振る

大根おろしにレモン果汁や酢をごく少量ふりかけることによって、辛味成分を緩和させることができます。大根おろしの辛味をすぐに和らげたいときは、試してみてくださいね。

しばらく放置

イソチオシアネートは揮発性なので、時間が経つと自然に辛味が抜けます。おおよそ30分~1時間程度放置すると、辛味が和らぎますよ。

なお、大根おろしをそのまま放置すると水分が飛んでパサついてしまいます。味や食感が悪くなるため、放置する際は、蓋付き容器に入れたりラップをかけたりしてください。(※2)

もう辛くない!大根サラダレシピ

大根の上部部分は辛味がなくほんのり甘さを感じます。みずみずしいので、サラダにうってつけですよ。大根をサラダにするときは、千切りや薄切りにするとドレッシングと馴染みやすいです。

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