ライター : 馬原 香織

料理家/料理教室主宰/調理師

賞味期限が切れたちくわ、食べる?捨てる?

お弁当におつまみ、煮物から炒め物、揚げ物まで、どんな料理にも使うことができるといってもよい「ちくわ」。小腹が空いたときにはそのままパクパク食べることもできますよね。手軽なちくわを冷蔵庫に常備しているというご家庭も少なくないのではないでしょう。

何にでも使えるからと、まとめて買って冷蔵庫に入れておいたら、うっかり賞味期限が切れてしまっていたということはありませんか?ほんの少し賞味期限が切れたちくわは、食べられそうな気もするけれど、迷うところです。

賞味期限切れは加熱して

賞味期限はおいしく食べられる期限を表示したもの。未開封できちんと保存していれば、少し日にちが過ぎたからと言ってすぐに食べられなくなることはありません。しかし、ちくわの原材料は、タラやタイなど、白身魚を使うことが多いです。加工しているとはいえ、賞味期限の切れたものは風味や食感も損なわれます。

食べてもすぐに体に異常をきたすものではありませんが、期限を過ぎたものは、加熱して食べたほうがよいでしょう。賞味期限は、未開封の状態について表示したものなので、開封したあとは、賞味期限がまだ先であってもなるべく早く食べましょう。

ちくわの賞味期限

未開封の場合

未開封のちくわの賞味期限は、冷蔵保存の場合1週間程度です。真空パックのものは、10日から2週間程度が目安です。

開封済みの場合

開封済みのちくわは、保存状態によって異なるため、一概にいつまでに食べなくてはならないとは言えませんが、2日を目安に食べきるとよいでしょう。
賞味期限間近のちくわをおいしく消費するレシピはこちら▼

保存は基本冷蔵で

ちくわは加工された食品とはいえ、魚が原材料。一般的なちくわは、常温での保存には向いていません。購入後、自宅へ帰ったらすぐに冷蔵庫に入れて保存しましょう。

冷蔵保存の仕方

余ったちくわの保存は、乾燥を防ぐため、1本ずつラップに包んで保存袋に入れ、冷蔵庫に入れておきましょう。

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