ライター : chika

管理栄養士 / 公認スポーツ栄養士 / 調理師

ハムは賞味期限を過ぎても食べられる?

ハムは賞味期限が過ぎたからと言って食べられないわけではありません。賞味期限とは「おいしく食べられる期間」であり、過ぎてすぐに品質の悪化が見られるということではないのです。ただし、おいしさが損なわれたり、品質が劣化したりするため、賞味期限内に食べるのがおすすめですよ。

これに対し、生鮮食品や弁当などに記載されている消費期限は、「安全に食べられる期間」ですので、消費期限を過ぎたものの品質は保証されません。消費期限を過ぎた場合は食べないようにしてくださいね。

「賞味期限が切れても食べられる」と言われても、どのくらいの期間なら過ぎても大丈夫なのか気になりますよね。そもそもハムの賞味期限はどれぐらい?どんなハムは食べないほうがよい?どう保存すれば長持ちする?など、ハムの賞味期限や保存法、おすすめレシピをチェックしてみましょう。

ハムの賞味期限ってどのくらい?

ハム(加熱食肉製品)の適切な保存温度は10℃以下です。おいしく安全に食べるためには必ず冷蔵保存してくださいね。冷蔵保存した際の賞味期限の目安はどのくらいなのか確認してみましょう。

未開封のハム

未開封の状態での保存期間は、適切な方法で保存した場合約2ヶ月程度。ハムは加熱殺菌が十分されていたり、低温で燻煙あるいは乾燥させたりしたのち、真空包装されるため、長い期間そのままの品質を保つことができます。

古くから保存食として作られていただけあり、これだけ長期保存ができるなんて忙しい毎日の助けになる食材ですね♪

開封済みのハム

開封した場合の保存期間は、冷蔵で2~3日、冷凍で1ヶ月程度と言われています。ハムに限らず精肉は空気に触れることを嫌います。封を切ったら早めに食べましょう。

塊のハムが食べ切れない場合は、切り口をしっかりラップで密封し、できるだけチルドまたは氷温室で保存してくださいね。

冷凍の場合は日持ちはしますが、ハムの中に含まれる水分が凍ってしまうため、本来の食感や風味がやや落ちてしまうことは否めません。なるべくすぐに使い切るようにしたいですね。

種類によって異なる賞味期限

未開封の状態であれば比較的賞味期限の長いハムですが、「ハム」とひとくくりに言ってもさまざまな種類があります。種類によって材料も作り方も異なるため、当然ですが賞味期限も違ってきます。ハムの種類ごとに特徴と賞味期限をチェックしてみましょう。銘柄によって賞味期限は異なってきますので、一般的な目安としてお考えくださいね。

ロースハム

比較的リーズナブルな価格で購入できる一般的なハムです。スーパーでは、スライスされたものを多く見かけますよね。その名の通り、豚の肩や背中辺りのロース肉を塩せきし、くん煙・加熱したハムのことです。賞味期限は40日程度です。

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