傷んでいる状態

なすは傷んだり腐ったりすると徐々に見た目に変化が出てきます。カビが生えているものはすぐに廃棄してください。ほかの野菜にもカビが移るリスクがあります。

皮を触ってみて、ぐにゃっとしているものもやめましょう。多少シワがある程度なら大丈夫です。また、皮全体の色が濃い紫色から茶色くなっているものも食べないほうがいいでしょう。部分的に茶色くなっている場合、その部分は切り落とし濃い紫の部分は中の状態で判断してくださいね。

切ったときに黒ずんでいるもの、黒い斑点があるものも食べるのは控えたほうがいいです。少し黒い斑点が出てきている程度なら食べても問題ない場合もありますが、そもそも味が落ちてしまっています。

低温障害になっている状態

なすは冷やしすぎると低温障害になりやすい野菜です。前述のとおり、5度以下で保存するのは避けたほうがいいでしょう。ですが、うっかり野菜室の設定温度が低くなっていることもありますよね。畑からスーパーや八百屋までなすを選ぶ際、冷蔵車の温度が低すぎた場合にも低温障害は起こります。

低温障害になったなすは皮がぼこぼことくぼんでいいます。傷んできているときとは違い収穫してからの時間は短いので、全体的に皮がしなびているのではなく、ところどころへこんでいる状態です。そして、切ると中が黒ずんでいたり、真っ黒になっていることもあります。

なんとなく水っぽいようなものも低温障害が起きている印。

低温障害になったなすは食べても差し支えありませんが、味や栄養、食感は落ちているので、味付けの濃いメニューなどで食べることをおすすめします。

なすを上手に保存しよう!

安くてアレンジ方法も豊富、食卓の味方であるなすの保存方法についてご紹介しました。なすは「低温」と「乾燥」に弱いので、手に入れたその日のうちに食べてしまうのがおすすめですが、ちょっとした工夫で簡単にみずみずしさとおいしさを長持ちさせることができます。

漬物でさっぱりと、またお肉や油ものとも相性が良いなすを正しく保存して、料理のレパートリーを増やしてくださいね。

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