4. 霜が付いている

霜が付くと冷気の循環が悪くなり、冷凍庫が冷えない原因となります。厚くなる前にこまめに掃除をすることが大切。霜が付いてしまったら、食材はすべて出して電源を切り、溶かしてからタオルで拭き取りましょう。霜を無理矢理取ろうとして庫内を傷つけないように気をつけてくださいね。

5. コンプレッサーの故障

冷蔵庫には中と外を結ぶパイプがあり、その中を回るガス(冷媒)が庫内の熱をうばって外に運ぶことで冷える仕組みになっています。この仕組みで重要な役目を担っているのがコンプレッサー。冷蔵庫の心臓部ともいわれ、故障すると冷凍機能が使えなくなります。異音がする場合はコンプレッサーの故障を疑い、業者に確認してもらいましょう。

故障と判断する前に試してみて。冷凍庫の温度を上げない方法

1. 冷凍庫内に食材を多く入れる

冷蔵室は詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなるため入れすぎはよくありません。しかし、冷凍室は隙間なくぎっしり詰めることで凍った食材自体が保冷材のはたらきとなり、お互いを冷やし合うことができます。

食材の量は庫内の8~9割を目安にしましょう。冷凍庫を開けたときの温度上昇を防ぐことができ、電気代の節約にもつながりますよ。

2. 食材は冷ましてから冷凍する

食材や料理を温かいまま冷凍庫に入れると、既に冷凍されているほかのものが溶けたり傷んだりしてしまいます。冷えるときに水滴がつくため、霜が付く原因になることも。加熱した食材や料理は粗熱を取れるまで冷ましてから入れるようにしましょう。金属製のバットにのせて冷凍すると早く凍らせることができます。

3. 冷凍庫の設定温度を調整する

冷凍庫の冷えがよくないときは、設定温度を調整しましょう。 温度が弱め(弱)に設定されている場合は、標準(中)に変更し、それでも凍りにくい場合は、強め(強)に変更してみるとよいです。温度の設定方法は、機種によって異なります。詳しくはお使いの機種の取扱説明書を確認してくださいね。

便利な冷凍庫を上手に使おう!

食材の安全性を守るために家庭用冷凍庫の適正温度は-18℃とされています。温度が下がりにくい場合は、開閉を減らしたりこまめに掃除したりするようにしましょう。食材を隙間なく詰めること、冷ましてから入れることも温度を上げないポイントですよ。

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