ブラックで飲まない

普段はブラックで飲んでいる、という方も、せめて寝る前だけはブラックで飲むのは控えてください。カフェインには覚醒作用があるため、眠れない長い夜を過ごすことになる場合が考えられるためです。(※6)

コーヒーは100ml程度に

寝る前にコーヒーをただガブガブ飲めばいい、というわけではありません。コーヒーは100ml程度におさめ、ミルクと割って飲むようにしましょう。飲み過ぎるとカフェインの摂り過ぎによって利尿作用が促され、何度もトイレに起きてしまうと細切れ睡眠に。その結果、翌日眠気におそわれるおそれがあります。

「健康づくりのための睡眠指針2023(案)」によると、一度に107mg以上のカフェインを摂取すると、就寝時間の9時間前であっても睡眠に影響を及ぼすおそれがあると示されています。寝る前のコーヒーは過剰摂取にならないよう注意することが大切です。(※15,16)

※コーヒー100mlには60mgのカフェインが含まれています。

寝る前のコーヒーは適量を

コーヒーに含まれるカフェインは覚醒作用があることから、夜に飲むのはタブーと捉えられていました。しかし、ミルクを入れる、ホットにする、寝る30分前に100ml程度飲むといった工夫で、質の良い睡眠につながるほか、リラックス作用疲労の緩和が期待できます。

毎日ストレス社会で戦う多くの人が、疲れを翌日に持ち越さずぐっすり眠り、かつ気持ちよく朝を迎えたいと、切に願っていることでしょう。今晩から、寝る前のコーヒーを試してみてはいかがでしょうか。

※個人によってカフェインによる感受性が異なるため、普段からコーヒーを飲みなれなていない場合は控えるようにしましょう。
【参考文献】
※11 八訂食品成分表|女子栄養大学出版部
(2023/12/22参照)
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