ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

朝のコーヒーは健康にいい?それとも体によくない?

寝起きの眠気覚ましにコーヒーを飲む人が多いと思いますが、朝飲むコーヒーにはメリットもデメリットも存在します。例えばコーヒーにはカフェインが含まれますが、カフェインは過剰摂取による健康への悪影響が知られています。

飲み方を間違えなければメリットを受けられるので、朝にコーヒーを飲む場合の注意点について知っておきましょう。(※1)

朝にコーヒーを飲むデメリット・危険性

デメリット

  1. コルチゾールの分泌に影響を与える
  2. 血糖値を上昇させることがある
  3. 空腹で飲むと胃が荒れる

コルチゾールの分泌に影響を与える

朝一の時間は、脳を覚醒するために副腎皮質からコルチゾールというホルモンが多く分泌されます。8時から9時ごろのタイミングでカフェインを摂取するとコルチゾールの分泌を低下させるといわれています。

さらにカフェインのはたらきを発揮しにくくなることで、カフェイン依存になりやすくなると考えられているので気を付けましょう。(※2,3)

血糖値を上昇させることがある

コーヒーを飲むと、カフェインの作用によって血糖値が上昇し、インスリン感受性が下がることが知られています。一方、食べ物と一緒にカフェインを摂ると、血糖値の上昇はゆるやかになります。

そのため、起床後にコーヒーだけを飲むよりは、朝食と一緒に摂ることが望ましいでしょう。(※4)

空腹で飲むと胃が荒れる

コーヒーに含まれるカフェインには、脳の迷走神経を刺激して胃酸の分泌を盛んにするはたらきがあります。

通常であれば消化を助けてくれますが、空腹時にコーヒーをブラックで飲むと胃が荒れるおそれがあるので注意しましょう。(※5)

朝のコーヒーに期待できるメリット・効果効能

メリット

  1. 集中力がアップする
  2. リラックスできる
  3. 肌のダメージ対策になる
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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