ライター : 川島 尚子

管理栄養士 / パティシエ

チーズに含まれる栄養素とそれぞれの効果

種類別のチーズに含まれる栄養

栄養素プロセスチーズパルメザンチーズカマンベールチーズチェダーチーズクリームチーズカテージチーズ
エネルギー(kcal)31344529139031399
糖質(g)1.31.90.91.42.31.9
たんぱく質(g)22.744.019.125.78.213.3
脂質(g)26.030.824.733.833.04.5
カルシウム(mg)6301,3004607407055
ビタミンA(μg)25024024033025037
ビタミンB2(μg)0.380.680.480.450.220.15
ビタミンB12(mg)3.22.51.31.90.11.0
食塩相当量(g)2.83.82.02.00.71.0
すべて可食部100gあたり(※1,2,3,4,5,6)
チーズによって含まれている栄養素の量が大きく異なることがわかります。特にたんぱく質量やカルシウム量はパルメザンチーズが多いです。しかし、一度にそこまでたくさん食べられないことや、塩分も多いことから、食べる量には注意が必要です。

チーズの栄養と効果効能

  1. 骨の健康に役立つ「カルシウム」
  2. 体を作るうえで欠かせない「たんぱく質」
  3. 体の調子を整える「ビタミン」

骨の健康に役立つ「カルシウム」

カルシウムは骨や歯を作る栄養素で、人の体の中で多く含まれるミネラルです。一部のカルシウムは血液や筋肉、神経にも存在し、血液の凝固を促して出血を抑える、心臓の筋肉の収縮を増やす、筋肉の興奮を抑える、といったはたらきも持ちます。

カルシウムは不足すると骨が十分に成長しないため、日々意識して摂取することが必要です。不足しがちな栄養素でもあることから、摂取源としてチーズを活用するとよいでしょう。(※7,8)

体を作るうえで欠かせない「たんぱく質」

たんぱく質は人の体を作る主要な成分です。筋肉や臓器、皮膚、髪の毛などのもととなるほか、ホルモンや酵素、抗体など体の機能を調節する成分を構成しており、生命の維持に欠かせません。

不足すると成長障害以外にも体力や免疫機能の低下が起こります。チーズはたんぱく質を豊富に含み、「白い肉」とも呼ばれることから、たんぱく質補給にも向いている食品です。(※9,10)

体の調子を整える「ビタミン」

チーズにはビタミンA、B1、B2を豊富に含むものがあります。ビタミンAは抗酸化作用を持つビタミンで、目や皮膚の健康を保つ栄養素です。ビタミンB1は炭水化物、ビタミンB2は三大栄養素の代謝に関わるビタミンで、水溶性のため、毎日摂取する必要があります。

チーズの種類によって含有量が変わるため、必要なものを選んで摂るとよいでしょう。(※1,2,3,4,5,6,11,12)

チーズの嬉しい効果5つ

チーズに含まれている栄養の効果

  1. 骨を丈夫にする
  2. ダイエットのサポートに役立つ
  3. 血圧の上昇を抑える
  4. 腸内環境を整える
  5. 認知機能の衰え対策になる
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