ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

こんにゃくの賞味期限はどれくらい?

こんにゃくといえば、低カロリーで食物繊維を多く含むため、ダイエット効果が期待できる食材として人気です。価格も購入しやすく、食べごたえがあるため満足感が得られやすいのも魅力ですよね。そんなこんにゃくですが、賞味期限がどれぐらいかご存知ですか?こんにゃくの賞味期限は驚くほど長いのです。

では、なぜこんにゃくの賞味期限は長いのでしょう。食品添加物や防腐剤がたくさん入っているとしたら、怖いですよね。そして、パッケージを開封した後はどれくらいもつのでしょうか。今回はこんにゃくの賞味期限が長い秘密と、開封後も長く食べることができる方法をご紹介します。

こんにゃくは1年後でも食べられる!?

開封前のこんにゃくの賞味期限は、30~90日というのが一般的なようです。約3か月も持つとは驚きですね。ただ、賞味期限とはあくまでもおいしく食べられるための期限であって、期限が来たからといって直ぐに腐るものではありません。

こんにゃくの場合、衛生的にパックされており、高温で殺菌処理されているので、開封せず、保存状態が過度に悪くなければ賞味期限より半年~1年過ぎても腐ることはないようです。この長さにはさらに驚きですよね。冷蔵庫の端っこで忘れられ、賞味期限が少し切れているからと捨てられていたこんにゃくも、きっと食べることができるでしょう。

パックに入っている水に秘密が

さて、こんにゃくの賞味期限が長すぎると、嬉しい反面気になることもあります。それは、防腐剤がたくさん入っているのではないかということ。1年も大丈夫だなんて防腐剤が多すぎて体に悪いんじゃない?と、食べるのが怖くなりますよね。しかし、防腐剤などの添加物が入っているわけではないのです。

こんにゃくが長持ちするのは、ズバリ、こんにゃくがアルカリ性の食品だから。つまり、こんにゃくのパックの中に入っている水もアルカリ性なのです。アルカリ水は殺菌作用があるため、この水につけておくことで長く保存できるのです。防腐剤が入っているわけではないと知ると今後も安心して食べられますね。

開封したこんにゃくの賞味期限は?

一般的に、開封後のこんにゃくの賞味期限は数日といわれていますが、パックに入っている水ごと密閉容器に移すと日持ちさせることができます。水を捨ててしまった場合は水道水で構いませんが、その際は2~3日に一度水を取り替えるようにしましょう。

開封したこんにゃくの賞味期限をのばすには?

密閉状態で冷蔵庫で保存を

必要なものは、こんにゃくのパックに入っているアルカリ水です。密封できる保存容器にこんにゃくとアルカリ水を入れ、しっかりふたをして冷蔵庫で保存しましょう。この状態であれば、1週間~1ヶ月はもつようです。

保存容器がない場合はボウルに入れてラップをするのでも大丈夫。アルカリ水を捨ててしまった場合は、先ほどもお伝えした通り、普通の水道水でも構いません。こんにゃくの入っていた袋にこんにゃくを戻し、開けた口を2~3度折り返して食品の袋を閉じるクリップで止めて冷蔵庫のポケット部分に立てて保存するのでもよいでしょう。倒れることが心配な場合は、やはり容器に入れて保存することをおすすめします。

冷凍こんにゃくにするのもアリ

賞味期限を伸ばす方法として、冷凍庫で食品を保存する方も多いですよね?しかし、こんにゃくの場合は冷凍には向きません。こんにゃくは90%以上が水分のため、解凍するときに水分が抜けて繊維質だけが残ってスポンジ状になり、食感が変わってしまうのです。冷凍することで賞味期限は当然長くなりますが、普段食べているこんにゃくとはまったくの別物です。

一方で、その独特な食感のこんにゃくを使う料理もあるようです。冷凍したこんにゃくは、しっかりした噛みごたえ。水分が抜けた状態で味をつけるため、味がしみ込みやすく、肉の代用になります。ダイエットにぴったりなので、必要に応じて使いましょう。

冷凍こんにゃくの作り方

  1. 料理に合った大きさに切るか、手でちぎる
  2. 軽く塩もみしたあと、1~2分ゆでてアク抜きをする
  3. ざるに取って冷まし、キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取る
  4. ジッパー付きのフリーザーバッグまたは保存容器などに入れて、冷凍庫でひと晩以上凍らせる
  5. 自然解凍か熱湯で解凍する
  6. 手でギュッとしぼって余分な水分を出し、キッチンペーパーで水分をしっかり切る

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