ライター : 小澤真理

コピーライター

カラスミの食べ方知ってる?

みなさんは「カラスミ」という食べ物をご存知でしょうか?

カラスミは、ボラやさわら、さばなどの卵巣を塩漬けして塩抜きしたあと、天日干しして乾燥させた珍味です。江戸時代から「肥前国のカラスミ」は、「越前国のウニ」「三河国のコノワタ」とともに日本の三大珍味と呼ばれています。

台湾ではとてもポピュラーな食べ物で、たくさんの専門店があります。お土産でいただくこともあるカラスミですが、食べ方がいまいちよくわからないという理由で冷蔵庫に入れっぱなし……なんてこともあるのではないでしょうか。

この機会に、ぜひカラスミのおいしい食べ方を覚えましょう。

カラスミの食べ方

カラスミには薄皮がついています。薄皮をむいたほうが口当たりがいいので、食べる前に下処理をしましょう。

カラスミを真空パックから取り出し、水または酒にひたします。カラスミの塩分が気になる人は長めに水につけると塩分も抜けるので、試してみてください。薄皮がふやけたら指でそっとはがし、キッチンペーパーで水気を切れば下処理の完了です。

パックから出したカラスミは、できるだけ早く食べましょう。

スライスしてそのまま食べる

一番シンプルな食べ方です。塩分が効いているので、薄くスライスするだけでよい酒肴になります。

炙る

軽く炙ると香ばしくなります。網やフライパン、トースターで、表面の色が少し変わるくらい炙りましょう。

炒める

濃厚な味わいが特徴のカラスミは、炒め物に少量加えるだけで風味が格段にアップします。ブロッコリーやきのこなどをソテーして、最後にカラスミを加えればできあがり。パスタとも相性がよく、ワインによく合うひと皿になりますよ。

カラスミを使ったレシピ

1. カラスミ和風オイルパスタ

ほろ苦い菜の花とからすみの旨味が絶妙に絡み合う、和風タリアテッレです。隠し味に西京みそを加えることで、パスタ全体にまろやかな風味とコクをプラスしますよ。仕上げにカラスミをふりかけて、塩気のアクセントを効かせましょう。

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