見た目は激似!ウイスキーとブランデーの違いを知ればお酒ツウだ!

お酒に詳しくない人にとっては一見同じようにも思えてしまう、ウイスキーとブランデー。飲んでみれば味が違うのはもちろんですが、その違いはどこから生まれてくるのでしょうか?おすすめの飲み方も紹介しますので、ぜひ実際に飲み比べてみてくださいね。

2017年11月13日 更新

ウイスキーとブランデーの違いは?

お酒はその造り方で醸造酒と蒸留酒に分かれます。原料をアルコール発酵させてつくる醸造酒と、醸造酒を蒸留してアルコールの濃度を上げた蒸留酒があります。また、原料の種類でも分類されます。ビールの原料は大麦、ワインはぶどうです。

ウイスキーとブランデーどちらも蒸留酒ですが、原料が違います。ウイスキーは大麦などの穀物、ブランデーはぶどうなどの果実が原料です。

ウイスキーとは?

蒸留酒は醸造してできたアルコールを蒸留して濃縮するため、高度な技術が必要です。12~13世紀に、スペイン人の冶金技術者・アルノーがワインを蒸留したのが蒸留酒のはじまりとされます。ウイスキーは欧州中西部から海を渡ってブリテン諸島(イギリス)に移住した民族が作りはじめたとされます。

ウィスキーの原料は大麦です。大麦のでんぷんは、そのままではアルコール発酵しません。発芽させて、酵素の働きで胚乳中のでんぷんを分解させる必要があります。水を加えて酵素の働きを加速させ、でんぷんを糖に変えるのです。

発酵工程では糖は分解し、アルコールと炭酸ガスが生成します。ウイスキーの香味も生まれます。この状態でアルコール度数は約7%。これを銅製の単式蒸留器(ポットスチル)に移して2回蒸留し、アルコール度数60〜70%まで濃縮します。

蒸留とは、水とアルコールの沸点(沸騰開始温度)が異なることを利用し、蒸発と冷却を組み合わせてアルコールを濃縮する工程で、揮発性の高い香り成分も蒸留されます。蒸留が終わると木製の樽で熟成。3年、5年、10年あるいはそれ以上の年数を樽の中で貯蔵します。

樽の材質、貯蔵場所、温度や湿度によって微妙に熟成具合が変化し、無色透明な液体が風味豊かな琥珀色の液体に変ります。できあがったら加水してアルコール度数を40~45%にし、瓶詰めして出荷します。

気になるカロリーですが、ウイスキーはアルコール度数が高いので、アルコール由来のカロリーは高くなります。ただし、少量飲むだけで満足できますから、飲んだ後の総カロリーは他のお酒に比べて低いのではないでしょうか。糖質は、蒸留酒ですからゼロです。ご安心を。

ブランデーとは?

スペイン人の冶金技術者・アルノーは医師でもあり、ワインを蒸留して気つけ薬として処方していたといわれます。16~17世紀、フランス・コニャック地方はワインをオランダに輸出していました。

輸送中に酸っぱくなってしまったワインを蒸溜したところ、おいしいと評判になり、オランダ語のブランデヴァイン(焼いたワイン)からブランデーとなったといわれています。ブランデーは糖分が少なく、酸味の強いぶどうからできる白ワインを蒸留して作られます。

ユニブランという白ぶどうですが、ブランデー作りには素晴らしいぶどうです。酸味が強いため、醸造時に雑菌の繁殖が抑制され、芳醇な香味が醸成されます。酸の影響でアルコール発酵しにくくなりますが(7~8%程度)、蒸留もむずかしくなりますので、香味が濃縮されます。

アルコール度数を7割程度までにした後、樽で熟成します。数年から数十年の間、樽の中で貯蔵します。アルコール度数が下がり、香味と色が変化してまろやかなブランデーに変っていきす。

樽から出し、いろいろな樽をブレンドして瓶詰め・出荷されます。熟成させる期間によってウィスキーのランクが変わります。カロリーはアルコール度数に応じて、高くなります。ただし、糖質は、ウイスキーと同じ蒸留酒ですからゼロです。

「スコッチ」「バーボン」はウイスキー

スコッチ

スコッチウィスキーは、イギリスのスコットランドで作られたお酒。使われる原料で細分類されています。大麦だけを使ったウイスキーをモルト・ウイスキーとよび、スコットランド北部のハイランド地方が有名です。

大麦麦芽をライ麦や小麦などに加えて使ったウイスキーをグレーン・ウイスキーと呼びます。両者をブレンドしたものをブレンデッド・ウイスキーと呼びますが、スコットランドで作ったウイスキーはスコッチウイスキーと呼びます。起源は古く12~13世紀とされます。

製法の多くは、密造酒時代に確立されました。スコットランド北部の原野に広がるピート(泥炭)で 麦芽を乾燥させる方法が開発されました。麦芽に残る燻された香りをスモーキー・フレーバーといい、今ではスコッチウイスキーの特徴になっています。当時はまだ、樽熟成は行われていませんでした。

役人の目から逃れるため、ウイスキーをシェリー酒の樽に詰めて保管しはじめたところ、ウイスキーが琥珀色に変化して芳醇さが加わり、香味がまろやかになることを発見したといわれます。
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