フタ付き広口ガラス瓶で保存する

使い終わった油を保存する場合、中に天かすやパン粉が残っていると、油の劣化が進みます。必ずそれらをこして、取り除くことが大切。天かすはすくい網で取り除けますが、細かいパン粉はそうはいきません。そのため、油こし紙でろ過する必要があります。

油こし紙がない場合は、コーヒーフィルターで代用可能。フィルターなのでろ過する能力は文句なしです。ただし、円錐形のものはハサミで切って平面にし、ポットの大きさによっては2枚必要な場合も。コスパを考えると割り高ですが、あくまで代用と思ってください。

クッキングペーパーでも代用できます。こちらも2枚重ねて使うほうが安心。ただし、油を吸収しすぎるので、油をこすスピードは遅いです。油が冷めたらフタをしっかり閉め、光が当たらないように袋に入れ、冷暗所で保存します。

油専用のオイルポットで保存する

ITEM

パール金属 シンプル・ウェア シリコーン加工オイルポット1.1L(受皿付) HW-7010

¥1,061〜

容量:1.1L 素材・材質:本体、フタ、受け皿/鉄(表面はシリコーン樹脂加工)

※2023年2月23日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
頻繁に揚げ物をするおうちでは、やはり専用のオイルポットがあれば、なにかと重宝します。こちらはリーズナブルな価格で主婦に人気がある、パール金属製のポット。こし網はステンレス製で、本体やフタなどはシリコーン樹脂加工されているため、扱いやすいですよ。

油の保存期間と再利用回数、廃棄の目安

適切に保存した場合でも、保存期間は2~3週間まで、使用回数は3~4回が限度です。また揚げる材料や量、季節によっても異なるため、あくまで期間や回数は目安と考えてください。以下に油の劣化の見分け方を箇条書きしているので、そんな状態になったら廃棄しましょう。

こうなった油は使用をやめて廃棄する

・鍋の色がわからないくらい油の色が濃い、または濁っている
・カニ泡のような細かくて消えにくい泡が多くなり、中の揚げダネが見えなくなる
・揚げダネをまだ入れていないのに、油から煙が出る
・油に粘りが出てきて、とろりとした状態になる
・嫌なにおいがして揚げ物がおいしくない

油は開封した瞬間から空気に触れ酸化し、光や熱によって劣化が進みます。何度も揚げることで劣化するのは当然のこと。以上のような状態を確認したら、保存期間や使用回数に関わらず、廃棄するほうが無難です。
さらにくわしい油の保存法を知るのならこちら▼

揚げ物の油を正しく処理して料理を楽しく

揚げ物の油の正しい処理法を、捨て方や保存法、期間、見分け方に分けて紹介しました。どんな揚げ物にしろ、油のせいでおいしくなければ、せっかくの料理が台なしですね。この記事を参考にして、家族が喜ぶ揚げ物を作ってあげてください。
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処理に困るそのほかの○○の扱い方はこちら▼

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