余ったらどうしてる?ドライアイスの正しい処理法と意外な活用法

手土産や冷凍食品の持ち帰りでついてきたドライアイス、どうしていますか?水を注いでモクモクと上がるスモークは子どもも喜ぶ楽しみ方ですが、使うとき、処理や保存する際は注意しないと大変なことに。とくに、水やお湯で処理していた人は見直して!

余ったドライアイスどうしてますか?

アイスクリームやケーキの手みやげや、海産物の持ち帰りにも使われるドライアイス。冷たさを維持するパワーは抜群ですし、時間が経っても水分が出ないので料理の演出にも使われますよね。子どもの頃には箱に残ったドライアイスを水に入れて沸き立つ白煙にワクワクしたりしたものです。
でも、ドライアイスがたくさんありすぎて、なかなか処理できないときもあります。余ったドライアイスってどうやって処理するのが正しいか、ご存知ですか?あまりに低温なので、生ゴミに入れていいのか悩むところです。シンクにそのまま放置している?洗い桶に入れてモクモクさせながら溶けるのを待つ?

ドライアイスの正体は

馴染みはあるけれど、ドライアイスが何できているのかを知っている人は少ないのでは?じつはドライアイスは二酸化炭素を固体化したものなんです。二酸化炭素ってそもそも空気に含まれる気体ですよね。なんで固体になるのか、そして、固体になると冷たくなるのはなぜなのでしょう?
常温では気体の二酸化炭素ですが、じつは130気圧前後の圧力をかけると液体になります。その液体を一瞬にして空気中に放出すると、気化熱でさらに温度が下がり、凝固点を下回って粉状の固体へと変わります。これがドライアイスのもと。この細かい粉末をぎゅっと圧縮して塊にしたものが私たちがよく目にするドライアイス。もともと気体だったなんで、不思議ですね!

取り扱いを間違えると危険!

ドライアイスの扱いには注意が必要

ドライアイスを扱う際の注意点といえば、低温による凍傷がよく知られています。直接触ると皮膚にくっついてしまい、皮膚がやけど状になったり、さいあく剥がれてしまうという危険性も。必ず軍手やトングを使って、直接触れないようにすることが大切です。
子供と一緒のときには、特に気をつけて!白い煙が湧き上がるドライアイスは子どもにとって不思議でワクワクな物体ですから、うっかり目を離すと手で触れてしまうことも。

二酸化炭素中毒の可能性!

そしてもうひとつ、ドライアイスが二酸化炭素だということが重大です。二酸化炭素は空気中にも含まれている気体ですが、高濃度の二酸化炭素を吸い込むと、呼吸中枢に影響を与え、呼吸がうまくできなくなり、窒息することもあるのです。「そんな大量には……」と思う人もいるかもしれませんが、たとえば300〜400g程度のドライアイスでも、小さな車の中で気化すれば、社内の炭酸ガス濃度は意識障害を起こすに十分な濃度になるのです。
パーティーでドライアイスのスモーク効果で演出を……など、大量のドライアイスを水に入れて気化させたりすると、室内の二酸化炭素濃度が上がり、ゲストが呼吸困難になるなんていう笑えない事故が起こる可能性も。必ず換気をしながら、少量をモクモクさせて楽しむ程度するのが安全です。
遊びでなくても、魚介類の宅配などでたくさんのドライアイスが入ってきたとき、シンクで洗いおけに水をはって処理したりしていませんか?鮭やマグロに入ってくるドライアイスの量は案外多いものです。これをキッチンなどの狭い空間でとかすとかなりの二酸化炭素濃度に。ベランダなどで処理するか、必ず換気扇を回してください。

蚊取り効果がある?

蚊に刺されるとかゆいので、夏になると虫よけスプレーや蚊取り線香で対策していますよね。じつは蚊は二酸化炭素に誘われて集まる性質があるのだそう。たとえばキャンプなどで、食材の運搬にドライアイスを使い、残ったドライアイスをバケツの水などに入れておくと、放出した二酸化炭素に誘われて蚊が集まってきます。誘惑に負けてドライアイスに近づいた蚊は超低温のドライアイスに触れて死んでしまうので、蚊の対策に有効ともいえます。
しかし、ドライアイスに誘惑されて集まる途中に、吸血するのに最適な人間がたくさんいたら、そちらに向かう可能性も大。ドライアイスを溶かしているせいで、集まった蚊にさされてしまうこともあるわけです。できるだけ、ナチュラルに虫よけしたいと考えると、ドライアイスはいい蚊取りになりそうな気もしますが、一長一短ですね。

ドライアイスの保存方法

あらかじめ購入しておいたドライアイスを使うまで保管したい人もいるでしょう。ドライアイスの温度はマイナス79度。ですが、家庭用の冷蔵庫ではこの温度を保つことはできません。冷やすのではなくできるだけ冷たさを逃さないのがポイントなのです。
ポイントは、熱伝導率の低いもの、たとえば、紙や布、段ボール、緩衝材などで包むこと。こうすることで冷気が逃げず、長持ちさせることができます。逆に熱伝導率の高い金属に触れるとどんどん気化してしまうので、金属トレイにのせたり、金属製のバケツやアイスクーラーに入れるともちません。

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大島浅海

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