余ったらどうしてる?ドライアイスの正しい処理法と意外な活用法

ドライアイスに水を注いでモクモクと上がる煙を見て、ワクワクしたことはありませんか。そんなドライアイスの正体や取り扱いの注意事項、そして活用法までご紹介します。ただ水の中に入れて小さくするだけではもったいないので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

2017年3月28日 更新

ドライアイスってそもそもなに?

馴染みはあるけれど、ドライアイスが何できているのかを知っている人は少ないのでは?じつはドライアイスは二酸化炭素を固体化したものなんです。二酸化炭素ってそもそも空気に含まれる気体ですよね。なんで固体になるのか、そして、固体になると冷たくなるのはなぜなのでしょう?

一般的な使い道

冷たさを維持するパワーがあり、時間が経っても水分が出ないため、一般的にケーキや海鮮物など、低温保存が必要な食材を持ち帰るときに使われます。またモクモクと出てくる蒸気は、料理の演出にも使われますよね。

ドライアイスのが固体になる気圧と温度

街の外観と温度計

Photo by Snapmart

常温では気体の二酸化炭素ですが、じつは130気圧前後の圧力をかけると液体になります。その液体を一瞬にして空気中に放出すると、気化熱でさらに温度が下がり、凝固点を下回って粉状の固体へと変わります。これがドライアイスのもと。ドライアイスの温度はマイナス78.5℃まで下がります。

この細かい粉末をぎゅっと圧縮して塊にしたものが私たちがよく目にするドライアイス。もともと気体だったなんで、不思議ですね!

取り扱いを間違えるとやけどする?

こんなに低い温度で固体化された二酸化炭素であるドライアイス。これを素手で触る人はまずいないと思いますが、何かの拍子で触れてしまうとどうなるのでしょうか。ドライアイスに触れると、皮膚が一気に冷やされてを凍傷を引き起こします。

子供と一緒のときには、特に気をつけて!白い煙が湧き上がるドライアイスは子どもにとって不思議でワクワクな物体ですから、うっかり目を離すと手で触れてしまうことも。

症状

症状はやけどの症状と似ており、軽度の場合、触れた部分が赤くなって痛みを生じます。それが中度になると水泡ができ、重度の場合は損傷が皮下組織まで及び、壊死に至る危険の高い状態です。ドライアイスを扱うときは細心の注意を払いましょう。

やけどだけじゃない!二酸化炭素中毒の可能性も

そしてもうひとつ、ドライアイスが二酸化炭素だということが重大です。二酸化炭素は空気中にも含まれている気体ですが、高濃度の二酸化炭素を吸い込むと、呼吸中枢に影響を与え、呼吸がうまくできなくなり、窒息することもあるのです。

「そんな大量には……」と思う人もいるかもしれませんが、たとえば300〜400g程度のドライアイスでも、小さな車のなかで気化すれば、社内の炭酸ガス濃度は意識障害を起こすに十分な濃度になるのです。

パーティなどの演出に使うときは要注意!

パーティーでドライアイスのスモーク効果で演出を……など、大量のドライアイスを水に入れて気化させたりすると、室内の二酸化炭素濃度が上がり、ゲストが呼吸困難になるなんていう笑えない事故が起こる可能性も。必ず換気をしながら、少量をモクモクさせて楽しむ程度するのが安全です。

ドライアイスの大量処理には要注意!

遊びでなくても、魚介類の宅配などでたくさんのドライアイスが入ってきたとき、シンクで洗いおけに水をはって処理したりしていませんか?鮭やマグロに入ってくるドライアイスの量は案外多いものです。これをキッチンなどの狭い空間でとかすとかなりの二酸化炭素濃度に。ベランダなどで処理するか、必ず換気扇を回してください。

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大島浅海

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