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食用菊とは
「食用菊」とは菊の一種であり、名前の通り食用に品種改良されたものを指します。苦みを抑え、食べる部分である花びらを大きくさせた品種です。
食用菊は刺身に添えられているものをよく見かけますよね。ほかに、和え物、天ぷらやお吸い物としてもおいしいですよ。
食用菊は刺身に添えられているものをよく見かけますよね。ほかに、和え物、天ぷらやお吸い物としてもおいしいですよ。
食用菊の種類
延命楽(えんめいらく)
明るい紫色が目を引く「延命楽(えんめいらく)」は、八重咲きの中輪種です。花びらが大きく、シャキシャキの食感と芳香な香りが特徴的。
産地である新潟県では、垣根の元に植えられていたことから延命楽を「かきのもと」と呼んでいますが、山形県での呼び名は「もってのほか」が一般的です。収穫時期は9月下旬から11月上旬ごろで、秋が深まるころが旬です。
産地である新潟県では、垣根の元に植えられていたことから延命楽を「かきのもと」と呼んでいますが、山形県での呼び名は「もってのほか」が一般的です。収穫時期は9月下旬から11月上旬ごろで、秋が深まるころが旬です。
阿房宮(あぼうきゅう)
「阿房宮(あぼうきゅう)」は、青森県八戸の特産品です。延命楽より少し小ぶりの品種で、鮮やかな黄色が映えます。苦みが少なく、やわらかな歯ごたえと甘みが特徴の食用菊です。
収穫は、霜が降りる直前の10月下旬から11月上旬という短い期間におこなわれます。旬の期間が短いので、一年中阿房宮を食べられるようにと、花びらを蒸してから干しあげた「干し菊」が作られました。
収穫は、霜が降りる直前の10月下旬から11月上旬という短い期間におこなわれます。旬の期間が短いので、一年中阿房宮を食べられるようにと、花びらを蒸してから干しあげた「干し菊」が作られました。
食用菊の栄養素と効果効能
ビタミンB1:疲れ目対策
食用菊に豊富な「ビタミンB1」は、疲れ目の対策に役立ちますよ。ビタミンB1には、筋肉の疲れをやわらげる、目の神経をサポートするなどの作用があるためです。
スマートフォンやパソコンを長時間見る習慣があるといったように、目の筋肉をよく使う方は、不足しないように注意したい栄養素です。(※1)
スマートフォンやパソコンを長時間見る習慣があるといったように、目の筋肉をよく使う方は、不足しないように注意したい栄養素です。(※1)
ビタミンE:老化対策
食用菊には、抗酸化ビタミンのひとつである「ビタミンE」が多く含まれています。老化や免疫力低下の原因となる活性酸素のはたらきを抑えてくれますよ。
また、活性酸素は過酸化脂質を生成します。ビタミンEには、過酸化脂質の生成を抑える作用もあり、老化対策に役立つ栄養素です。(※2)
また、活性酸素は過酸化脂質を生成します。ビタミンEには、過酸化脂質の生成を抑える作用もあり、老化対策に役立つ栄養素です。(※2)
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