ライター : 大河内美弥

監修者 : 渡辺 りほ

管理栄養士

あなたに必要なネバネバ野菜

「ネバネバした食材」と聞いて、何を思い浮かべますか?納豆を挙げる方が多いかもしれませんね。納豆は、手頃な値段と体によいことから家庭に広がり、冷蔵庫に常備している方が多いのではないでしょうか。

しかし、ネバネバ食品は納豆だけではありません。この記事では、珍しい野菜を中心にネバネバ野菜を10種類ご紹介!それぞれの作用から、今摂るべきネバネバ野菜を見つけて、健康な体作りに役立てましょう。

なぜネバネバが体に良いの?

野菜に含まれるネバネバの成分は、胃腸を保護するほか、たんぱく質の分解を促します。また、整腸作用があるため、便秘になりがちな方におすすめです。

また、ネバネバ成分は保水性に優れています。細胞をみずみずしく保つことで、肌の老化対策に役立ちます。では、これらのメリットが期待できるネバネバ野菜を紹介していきます。(※1,2)

1. 明日葉(あしたば)

※画像はイメージです。
「今日、葉を摘んでも明日には芽が出る」ことから名付けられた日本原産の明日葉。房総半島から伊豆諸島、紀伊半島の太平洋岸に自生する山野草です。

作用:視力維持、便秘対策

明日葉は、「β-カロテン」の含有量が100gあたり5,300μgと豊富。β-カロテンは体内でビタミンAに変化し、薄暗いところでの視力の維持や、粘膜の健康維持に役立つ栄養素です。

また、「食物繊維」が100gあたりに5.6g含まれています。前述した通り、食物繊維は整腸作用があり、お通じをよくしたい方におすすめ。

さらに明日葉は、滋養強壮に役立つことで知られています。茎や葉の間からにじみ出てくる黄色いネバネバ成分には、高い抗菌作用があります。(※1,3,4,5,6)

食べ方

セリのような香りがあり、葉と茎を食べます。スープや炒めものなどにして食べるのがおすすめ。また、若い葉を乾燥させて茶葉にしたり、健康食品やサプリメントなどに活用されることが多いです。ほどよい苦味やクセがありますが、生の明日葉が手に入ったらぜひ、調理してみてください。

2. つるむらさき

高温や湿気にも強いつるむらさきは、夏が旬。つるむらさきという名前の由来は、つる(茎)が紫色をしているからです。茎が緑色をしたものもあり、2種類のつるむらさきがあります。一般的に出回っているつるむらさきは、茎が緑色をしたものです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ