ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

冷めてもおいしい!カポナータの基本レシピ

Photo by 稲吉永恵

調理時間 30
たっぷりの野菜を楽しめる、シチリアの伝統料理「カポナータ」。なすを素揚げして加えるため、材料が野菜だけと思えないほどコクや旨味を感じられます。

カポナータは、味付けに白ワインビネガーと砂糖を加えるのが特徴。甘酸っぱさが増して冷めてもおいしく食べられ、お子さんや野菜が苦手な方にもおすすめですよ。お好みでオリーブやバジルを加えると、より本格的な味わいに。ぜひ試してみてくださいね。

材料(4人分)

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コツ・ポイント

  1. 野菜の大きさをそろえて切る
  2. なすは素揚げすることで色よく仕上げられ、コクが増す
  3. レシピ材料以外にも余っている野菜を加えてOK
  4. 温めても冷めてもおいしい。多めに作って、オムレツやパスタ、バゲットにのせるなどアレンジ可能

作り方

1.野菜を切る

角切りのなすを水にさらす様子

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なすは1.5cm角に切って水にさらし、水気をしっかり拭きます。
金属トレーに入った角切りにした野菜とみじん切りのにんにく

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パプリカ、ズッキーニ、玉ねぎ、セロリは1.5cm角に切り、にんにくはみじん切りにします。

2.なすを素揚げする

なすを素揚げする様子

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フライパンにサラダ油(分量外)を入れて170度に熱し、なすを素揚げします。なすを素揚げすることで、発色がよくなりコクが増します。
キッチンペーパーにのせた素揚げしたなす

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2〜3分ほど揚げて、油を切っておきます。

3.野菜を炒める

鍋に入ったオリーブオイルとにんにく

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鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、香りがでるまで炒めます。
鍋で玉ねぎとセロリを炒める様子

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香りが出たら、玉ねぎとセロリを入れてよく炒めます。
パプリカ、ズッキーニを加えて炒める様子

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透き通ってきたら、パプリカとズッキーニを加え、塩を振ってよく炒めます。

4.調味料とトマト缶を入れて煮込む

鍋に白ワインビネガーを入れる様子

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5分ほど炒めて全体に油がまわったら、白ワインビネガーときび砂糖、トマト缶、ローリエを加えて混ぜます。
鍋に蓋をする様子

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蓋をし、15分ほど弱火で煮ます。焦げ付かないように、途中で何度か混ぜてください。

5.素揚げしたなすを加える

鍋に素揚げしたなすを入れた様子

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15分経ったら素揚げしたなすを加え、全体を混ぜます。
鍋に入ったカポナータ

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5分ほど煮てから味見をし、足りない場合は塩で調えます。

6.できあがり

白い器に盛られたカポナータとバケット

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器に盛り付け、バゲットを添えてできあがりです。お好みでバジルやローズマリーなどのハーブを加えても。温かくても冷めてもおいしいです。

カポナータでおしゃれな食卓を

甘酸っぱい濃厚な味わいで、温かいままでも冷めてもおいしいカポナータ。シンプルな味付けですが、野菜そのものの旨味や甘味を感じられ、しみじみおいしいひと品です。

料理に添えたりバゲットにのせて食べたりして食べるのが一般的ですが、パスタソースにしたりオムレツの具材にしたりとアレンジ自在。たっぷり作って日々の献立に取り入れてもよいですね。ぜひ挑戦してみてください。

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