ライター : 堀田 らいむ

webライター

監修者 : 渡辺 りほ

管理栄養士

部位ごとの牛肉のカロリー

ダイエット中に摂る肉類というと、脂身の少ない鶏ささみや鶏むね肉などが一般的です。牛肉というと、どうしても脂身部分が強調されて「カロリーが多いのでは?」という印象ですよね。そんな牛肉ですが、実は部位によってカロリーが違うんです。

代表的な部位のカロリー

部位カロリー
バラ371kcal
サーロイン298kcal
かたロース240kcal
ランプ234kcal
リブロース231kcal
かた180kcal
もも165kcal
ヒレ133kcal
(※1)
※ヒレ以外は「脂身つき」のカロリーを参照しています
まずは、代表的な部位のカロリーについて、輸入牛肉100gあたりで比較してみましょう。

バラやサーロインなどは、脂身が多く、高カロリー。「甘みを感じる」と人気の部位ですが、ダイエット中の場合は注意が必要です。(※1)

和牛と輸入牛のカロリーを比べると

種類カロリー
和牛498kcal
輸入牛298kcal
(※1)
牛肉のカロリーは、いわゆる「和牛」と呼ばれる国産の牛肉と、海外から輸入される牛肉で違います。たとえば同じサーロインでも、和牛のカロリーは100gあたり498kcal輸入牛のカロリーは100gあたり298kcalと、200kcalの差がありますよ。

和牛は輸入牛よりも脂肪の含有量が多いため、高カロリーです。和牛のなかでも人気のある「霜降り」は、赤身肉に脂肪が沈着している状態を指します。霜降りの部分が多いほど、やわらかさが増して食べやすくなりますが、カロリーが高くなるため、食べ過ぎないようにしましょう。(※1,2)

豚肉・鶏肉のカロリーを比べると

種類カロリー
和牛もも肉(脂身つき)259kcal
輸入牛もも肉(脂身つき)165kcal
鶏もも肉(皮つき)204kcal
豚もも肉(脂身つき)183kcal
(※1)
牛肉はカロリーが高く、鶏肉はカロリーが低いという印象がありますよね。実際のところ、牛肉と豚肉、鶏肉にはどれくらいのカロリー差があるのでしょうか。100gあたりのカロリーを比べてみましょう。

同量のもも肉で比較してみると、もっともカロリーが低いのは輸入牛肉です。輸入牛肉と豚肉のカロリーは、あまり差がありません。意外にも高カロリーな鶏もも肉ですが、皮を取り除いた場合は、100gあたり127kcalと低カロリー。カロリーが低い肉の種類や部位を選ぶだけでなく、摂り方を工夫しましょう。(※1)

部位ごとの牛肉の脂質量

肉類を食べるとき、カロリーの次に気になるのが脂質ですよね。では、輸入牛肉100gあたりの脂質について、部位ごとに見てみましょう。
部位脂質量
バラ32.9g
サーロイン23.7g
ランプ18.4g
かたロース17.4g
リブロース15.4g
かた10.6g
もも8.6g
ヒレ4.8g
(※1)
※ヒレ以外は「脂身つき」のカロリーを参照しています
100gあたりで比べると、やはりバラやサーロインなどカロリーが高い部位は、脂質が多く含まれています。このような部位をダイエット中に食べる際は、脂身を落とすよう工夫することをおすすめします。(※1)

牛肉に含まれる主な栄養成分・効果効能

牛肉の栄養と効果効能

  1. 筋肉や臓器を作る「たんぱく質」
  2. 貧血対策に欠かせない「ヘム鉄」
  3. エネルギー産生を助ける「ナイアシン」
  4. 脂質の代謝をサポートする「ビタミンB12」
  5. 舌の味蕾(みらい)細胞を作る「亜鉛」
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