大根おろしの効能を活かす食べ方

ポイント

  1. 食べる直前にすりおろす
  2. 皮ごとすりおろした大根を摂る
  3. 加熱せず生のまま食べる

食べる直前にすりおろす

大根の辛味成分であるイソチオシアネートは、すりおろしたり切ったりすることで作られます。空気中へ揮発しやすい性質を持つため、なるべく食べる直前にすりおろしましょう。

また、葉に近い上部よりも先端部のほうがイソチオシアネートは多く含まれます。ただし先端部は辛味が強いため、子どもが大根おろしを食べる場合は辛味の少ない上部を使うのがおすすめですよ。(※1)

皮ごとすりおろした大根を摂る

大根の皮にも微量ではありますが栄養が含まれています。例えば、100gあたりに含まれる食物繊維は皮つきが1.4gに対して、皮むきが1.3g。また、肌の健康を維持するビタミンCは皮つきのほうが1mg多く含まれています。

皮ごとすりおろせば栄養を多く摂取できるうえ、ごみも減らせますよ。(※7,8,9)

加熱せず生のまま食べる

大根おろしは生はもちろん、みぞれ煮やスープに入れるなど加熱して食べることもありますよね。しかし、大根に含まれる消化酵素やビタミン(ビタミンKとナイアシンは除く)は熱に弱い特徴があります。大根おろしの作用を効率よく得るなら、生のまま食べるのがおすすめですよ。(※2,3)

【Q&A】大根おろしにはダイエットに役立つ効能がある?

A:大根おろしに含まれる消化酵素に、ダイエットに役立つ作用が期待できます。

大根おろしには、でんぷんを分解するアミラーゼやたんぱく質を分解するプロテアーゼ、脂質を分解するリパーゼなどの消化酵素が含まれています。これらの酵素によって代謝がサポートされるため、ダイエットに役立つといえますよ。

また、大根のカロリーは100gあたりわずか15kcal。低カロリーな点もダイエットにぴったりですよ。(※3,7,10)

【Q&A】大根おろしの汁にはどんな効能が期待できる?

A:大根おろしの汁は、消化不良や鼻詰まりの対策に役立ちます。

大根おろしそのものはもちろん、汁にも消化酵素は含まれています。そのため、胃の調子が悪く消化不良を起こしている場合は、ぜひ試してみてください。また、鼻の粘膜の炎症を和らげる作用により、鼻詰まり対策も期待できますよ。(※11)
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