ライター : noranora69

イタリアンスイーツ「カッサータ」とは

カッサータとは、イタリア・シチリア発祥の伝統的なスイーツ。「カッサータ・シチリアーナ」と呼ばれることもあります。

クリーム状のリコッタチーズを、スポンジ生地が敷かれた型に流し込み、冷やして固めるアイスケーキのようなレシピです。フルーツやチョコ、クッキーなどを混ぜ込むことが多く、イタリアではとっても愛されているスイーツなんですよ。

今ほど冷蔵技術が発達していなかった時代には、リコッタチーズクリームに糖衣をまとわせて、砂糖漬けのフルーツをのせて作っていました。糖衣は、少量の水と砂糖を焦がさずに煮て、冷やし固めたもののこと。パリッと固まるので、クリームとの食感の対比を楽しめます。

カッテージチーズを使うカッサータも

日本では、よりあっさりした味わいのカッテージチーズを使って作るケースも多いです。カッテージチーズを使えば、レアチーズケーキのような味わいに。こう聞くだけでも、とってもおいしそうですね!

ローソンのコンビニアイスでも話題に!

コンビニエンスストア・ローソンが販売したウチカフェスイーツ「カッサータ風ケーキアイス」で名前を知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか? 発売日は2018年12月4日。クリームチーズのkiri(R)を使用したアイスの味はもちろん、ゴロゴロッとしたドライフルーツとナッツの食感も楽しいと人気に。

カッサータと「セミフレッド」との違い

カッサータと似たイタリアの冷たいスイーツに、「セミフレッド」があります。セミフレッドとは、イタリア語で「半分凍った」という意味。こちらも、クリームを使ったアイスケーキのようなもの。では、カッサータとは何が違うのでしょうか?

カッサータは、リコッタチーズに泡立てた生クリームやドライフルーツなどを合わせて作るのに対し、セミフレッドは泡立てた生クリームにさらにメレンゲを合わせ、かなり空気感を持たせて作るのが一般的。カッサータよりも、ふわっと軽い口溶けが特徴です。

カッテージチーズを使う「カッサータ」の基本レシピ(調理時間:20分)

材料(18cmパウンドケーキ型1台分)

・カッテージチーズ(裏ごしタイプ)……200g ・生クリーム(中沢 フレッシュクリーム36%)……150cc ・グラニュー糖……40g ・カラメルビスケット……5枚 ・クーベルチュールフレーク(チョコレート)……50g ・オレンジピール(うめはら 刻みオレンジピール)……30g ・冷凍メランジェ・ド・フルーツ(4種の冷凍ベリー)……60g

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