ライター : Uli

フードコーディネーター/パンシェルジュ/薬膳アドバイザー/レシピライター

しらすのかき揚げ

Photo by Uli

調理時間 10
しらすのみで作るかき揚げレシピです。天ぷら粉を使うと簡単にサクッと歯ざわりの良い食感に仕上がります。衣の水分量を調整すれば、ふわふわもっちり食感もサクサク食感も自在に調整できますよ。揚げ方のコツをおさえて作ってみてください。

材料(2~3個分)

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コツ・ポイント

  1. しらすに天ぷら粉をまぶしてから衣をつける
  2. 衣の水を少なめ(40cc)にしてふわふわ食感、多め(55cc)にしてサクサク食感に調整する
  3. 衣が底まで沈まずに上がってくる170~180℃の中温で揚げる
  4. 固まるまで触らずに揚げる
  5. 片面1分ずつを目安に全体が固まるまで揚げる

作り方

1.衣の材料を混ぜる

衣の材料を混ぜる

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衣用の天ぷら粉と水を冷蔵庫で冷やしておき、使う直前に箸や泡だて器でさっくり混ぜます。混ぜすぎると衣が重くなるため、ダマがなくなったらすぐに混ぜるのをやめます。衣の水分量はお好みで加減します。40ccでふんわりもっちり食感、55ccでさっくりかるい食感です。水を冷やしておくとサクッとかるい食感の衣に仕上がりやすいです。

2.天ぷら粉をまぶす

しらすに天ぷら粉をまぶす

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しらすに水分がついている場合はキッチンペーパーで水気を拭き、天ぷら粉をまぶします。箸で混ぜるか、ボウルごと振って全体に天ぷら粉がいきわたるようにします。天ぷら粉をまぶすことでまんべんなく衣がついてまとまります。
衣を加えた様子

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衣を加えて全体を和えます。ボウルの底に残らないくらい粘りのある衣だと厚めのふんわり食感、しらすを箸ですくうと衣がサラッとボウルに残る衣だと薄めのかるい食感に仕上がります。水分量と天ぷら粉の最終調整はここでします。

3.揚げ油に入れる

揚げ油にお玉ですくったタネを入れようとする様子

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揚げ油を鍋底から2cmほど入れて中火にかけ、170~180℃くらいにあたためます。衣を落として鍋底に沈む前に浮き上がってくる温度が目安です。

スプーンやお玉でタネをすくって揚げ油にすべらすように移します。一度に全量入れると揚げ油の温度が下がってしまうため、ひとつずつ(1/3~1/2量ずつ)揚げます。衣厚めで作る場合は分厚くなりすぎないよう、広げながら入れるのがコツです。

4.穴をあけて片面1分ずつ揚げる

かき揚げに菜箸で穴を開ける様子

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固まりきる前に、油の通り道を作るように箸で2~3回刺して穴を開け、火が通りやすくします。穴を開けたら触らずに1分ほど揚げ、底面を箸で触って固まっていれば裏返してさらに1分揚げます。固まるまでに触りすぎると崩れやすいので注意します。

5.揚げ油を切る

網じゃくしでかき揚げを持ち上げて油を切る様子

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全体がカラッと固まったら、網じゃくしですくって10秒ほど上げたまま油を切って完成です。すぐに皿に盛ると底面がべちゃっと湿るため、ザルや網の上で粗熱をとります。

衣の量でふわふわとサクサクどちらも楽しめる!

ふわふわ

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衣がもったり重く、しらすに絡んでボウルの底に残らないくらいの粘りがあれば、ふわふわもっちり食感に揚がります。揚げている間にタネが散らばりにくく、食べごたえがあってしらすの食感が引き立つのが特徴です。

サクサク

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衣がサラッとゆるく、しらすをボウルに寄せたときに衣がボウルに流れて残れば、サクッとかるい食感の薄衣に仕上がります。サクサク食感の衣を楽しみたい方にぴったりです。衣の水分量を増やす際は、小さじ1杯ずつ様子を見ながら水を追加しましょう。

よくある質問

生しらす、しらす干し、ちりめんじゃこでも作れますか?

加熱されていない生しらす、釜揚げしらすを少し干した干ししらす、しっかり干したちりめんじゃこでも作れます。生しらすで作る場合は、表面の水分をキッチンペーパーで拭いておきましょう。干ししらすやちりめんじゃこは塩気が強いため、小さめに揚げるか、玉ねぎやごぼう、にんじんなどの野菜と一緒に揚げるのがおすすめです。

天ぷら粉がありません

薄力粉があれば天ぷら粉は代用できます。ふわっと食感を出したい場合は、水の半量を卵液にしてみてください。

具材はアレンジできますか?

具材は自由にアレンジできます。千切りにんじん、細切りさつまいも、ささがきごぼう、薄切り玉ねぎ、ざく切りの三つ葉などがおすすめです。具材の量によって衣の量も増やしてください。

保存できますか?

冷蔵で2日、冷凍で2週間ほど保存できます。冷凍する場合は、粗熱が取れてからキッチンペーパーで包み、上からラップでぴったり包んでフリーザーバッグに入れて保存してください。解凍する際は、冷蔵庫に移して30分ほど置いてからトースター200℃で2分ほど焼くか、凍ったままアルミホイルで包み、トースター200℃で5分ほど焼きましょう。

何をつけて食べるのがおすすめですか?

しらすの塩気がしっかりついていれば何もつけなくてもおいしいですが、塩を少しつけて食べるのもおすすめです。しらすの風味をそのまま楽しめますよ。あっさり食べたい場合は、大根おろしとめんつゆで食べてみてください。

余ったかき揚げはどのように温め直せばよいですか?

かき揚げの両面を霧吹きでかるく濡らしてから、アルミホイルにのせてトースター170~200℃、もしくは500~800Wで2~5分加熱してください。サクサク食感が復活します。

余ったかき揚げはアレンジできますか?

余ったかき揚げは丼や麺類のトッピングにできます。かき揚げをめんつゆで煮て卵でとじる、そばやうどんにトッピングする、などのアレンジがおすすめです。

残った油の処理方法を教えてください

揚げ油は3~4回までなら再利用可能です。オイルポットやホーローやガラスの保存容器に移して密閉してから冷暗所で保存しましょう。もう使わない場合は、凝固剤で固めるか新聞紙やキッチンペーパーに吸わせるなどして処分してください。

しらすの絶品かき揚げをおうちで揚げましょう

衣厚めのしらすのかき揚げは中心がもっちりしていて表面はふわふわ、食べごたえがあってお弁当にぴったりの仕上がりです。衣薄めだとサクサク食感が楽しめます。どちらもしらすの風味や塩気が引き立ち、そのままでも塩やめんつゆをつけてもおいしく食べられました。

だし汁をかけてだし茶漬けにしたり、焼き海苔を散らしたごはんにのせて海苔弁にするのもおすすめです。しらすが手に入ったらぜひお試しください。

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