ライター : 両角舞

macaroniクリエイターズ/料理家、フードコーディネーター

やみつきになりそうなおいしさ。ラープムーのレシピ

調理時間 30
料理家、フードコーディネーターの両角舞です。インスタグラムで料理がもっと好きになる【手をかけレシピ】を紹介しています。手をかけるポイントを知ることで日々の料理を楽しい時間に変えて、料理上手になりませんか?

ポピュラーなタイ料理のひとつ、ラープ。細かく叩いたお肉に野菜、ハーブ、唐辛子を加えて和えた温かいサラダです。ハーブと共に炒ったもち米を粗く粉砕した、炒りもち米「カオクア」を加えるのでカリッとした食感があるのが大きな特徴。蒸したもち米や生野菜を添えて一緒に食べます。

日本人の口にも合うので、タイ土産でもラープ味のプリッツは大人気!私の料理教室でも自分で作ったのをきっかけにファンになる方がとても多かったです。ミントをこんなにたくさん食べる料理はなかなかないですが、お肉とナンプラーの旨み、レモンの酸味と相まってクセになるおいしさ。ぜひ作ってみていただきたいひと皿です。

材料(2人分)

※カー(タイしょうが)は、しょうがで代用可能、バイマックルー(こぶみかんの葉)はなくてもOKです。

手をかけポイント

  1. カオクアは作りやすい量のレシピとなっています。余った分は早めに使い切るか、冷凍庫で1ヶ月ほど保存できます。
  2. 粉唐辛子はお好みで量を調節してください。一味唐辛子で代用もできます。
  3. カオクアは細かくしすぎると食感がなくなってしまうので、噛んだ時にカリッとした歯応えがあるくらいの粒状にしてください。

作り方

1.カオクアの材料の下ごしらえをする

バットにタイのハーブが並んでいる

Photo by 両角舞

カオクア(炒りもち米)を作る。レモングラスとカーは薄切りにし、バイマックルーは固い筋を取り除く。

2.カオクアを作る

フライパンでもち米とハーブを火にかけている

Photo by 両角舞

フライパンにもち米と①を入れ、乾煎りする。もち米が色づきハーブ類の水分が抜けたらフードプロセッサーかすり鉢で粒状にする。
フードプロセッサーの中に粒状のもち米が入っている

Photo by 両角舞

完全に粉状にはせずに、粒が残るくらいにするのがポイント。
タイもち米の袋が置いてある

Photo by 両角舞

タイのもち米が手に入らない場合は日本のもち米でも作れます。
タイもち米は香りがとても良いので、蒸してラープと一緒に食べるとおいしさが倍増しますよ。

3.野菜と豚肉を切る

バットに切られた野菜がのっている

Photo by 両角舞

小ねぎは小口切り、赤たまねぎと豚こま肉は粗みじん切りにする。パクチーは食べやすくちぎる。ミントは茎から葉をちぎる。
豚肉を切っている

Photo by 両角舞

時間がない時は豚こま肉の代わりに豚ひき肉を使ってもOK。

4.豚肉を加熱する

鍋で豚肉をゆでている

Photo by 両角舞

鍋に50mlほどのお湯を沸かし、豚肉を加えて箸で混ぜながら加熱する。色が変わって火が通ったら豚肉をボウルに移す。

5.ボウルで和える

ボウルで材料を合わせている

Photo by 両角舞

③の野菜と、②のカオクアを大さじ2杯加える。調味料を加えて全体を混ぜ、器に盛る。スペアミント(分量外)とキャベツを好みで添える。

いろいろなお肉でアレンジ可能

豚肉は粗みじん切りにすることで不ぞろいな食感のコントラストを楽しめます。時間がないときはひき肉を使ってもおいしく作れますよ。

鶏肉や牛肉のラープもあるので好みでアレンジしても。おすすめは牛肉の薄切り肉を使ったヌアナムトック。市販のローストビーフのスライスを和えるだけで作れるのでぜひ試してみてくださいね。
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