ライター : Uli

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基本の材料で再現!コンビニ風おでんのレシピ

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調理時間 120
コンビニ風おでんのレシピです。具材やだし汁の選び方、煮込み方を意識して作ってみましょう。複雑で奥深い旨味のおでんだしは飲み干したくなるおいしさです。お好みでみそだれやからし、柚子こしょうを用意すればより雰囲気を再現できますよ。

コンビニおでんの再現度を上げるコツ

旨味の出る具材を複数用意して下ごしらえする

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コンビニのおでんには具材がたくさんあり、それぞれの風味や旨味が染みわたることで深い味わいに仕上がっています。ご家庭でコンビニ風を再現する場合は、旨味の濃い具材を複数用意しましょう。揚げ物や練り物は2種類以上、牛すじ肉やつくね、ウインナーソーセージなどの肉類も1種類は含めてください。

また、具材を煮る前にそれぞれ適切な下ごしらえをし、臭みや脂っぽさを取り除き、味を染みやすくしておくのも重要です。

かつおや野菜など2種類以上のだしをブレンドする

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コンビニおでんの複雑な風味を再現するには、かつおぶしや煮干しの魚介だしに野菜だしを合わせるのがおすすめです。だしパックやだしの素を使う場合は、魚介だしの2割程度を目安に野菜だしを混ぜてみてください。

玉ねぎやにんじんの皮、キャベツの芯などを弱火で20~30分煮てこし、魚介だしに混ぜる方法もあります。風味豊かなかつおだしと野菜のやさしい旨味は相性抜群ですよ。

長めに煮込むか、一度冷まして味を含ませる

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ちくわやさつま揚げなどの練り物は旨味が流れ出しやすいため、煮込みすぎないのがおでん作りの基本ですが、コンビニ風おでんを作る際は長めに煮込むのがポイント。具材の味がおでんだしに溶け出し、複雑で親しみやすい味わいに仕上がります。

時間がある場合は、具材を煮終わったあとに鍋ごと冷ましてください。おでんだしの風味がより具材にしっかり染みますよ。

材料(4人分)

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牛すじ肉をおいしく仕上げるための下ごしらえは下記をチェック▼

作り方

1.大根に切り込みを入れて下ゆでする

厚い輪切りの大根に包丁で切り込みを入れる様子

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大根を3~4cmの輪切りにし、皮を厚めにむきます。片面に十字の切り込みを深さ1/3程度まで入れます。切り込みを入れることで味染みが良くなります。
大根を米のとぎ汁で煮る様子

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鍋に大根がしっかり浸かる量の米のとぎ汁(分量外)か水(分量外)を入れ、弱火から中火で20~30分煮ます。大根が浮いてくる場合は落し蓋をします。
大根に竹串を刺す様子

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竹串が刺さる硬さになったら湯を捨てて水にさらして冷まします。水にさらすことでアクがしっかり抜けます。

2.卵をゆでる

卵を鍋にゆでる様子

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卵とたっぷりの水(分量外)を鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にして10~12分ゆでます。冷水に取って殻をむきます。ゆでる前に卵のお尻(尖っていないほうの先端)に小さい穴を開けておくとむきやすいです。

3.しらたきに塩をまぶしてゆでる

しらたきに塩をまぶす様子

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しらたき(結びこんにゃく)に塩小さじ1杯(分量外)をさっくり和え、10分ほど置いておきます。結びこんにゃくではないしらたきを使う場合は、適当な長さに切ってから食べやすい大きさに結んでおきます。
しらたきを鍋でゆでる様子

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沸騰している湯(分量外)に入れ、中火で2~3分ゆでてザルにあげます。

4.厚揚げとさつま揚げをゆでる

厚揚げとさつま揚げを鍋でゆでる様子

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鍋にたっぷりの湯(分量外)を入れて沸騰させ、厚揚げとさつま揚げを入れて1分ゆでます。余分な油や臭みが抜けておでんだしが染みやすくなります。

5.具材が食べやすいように準備する

半分に切られたちくわと、串に刺さっている牛すじ肉とつくねが並ぶまな板

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長いちくわは長さ半分に切り、牛すじ肉(ボイル済み)はさっと湯(分量外)で洗って串に刺します。つくね串を入れる場合は、お好みでフライパンで表面にかるく焼き色をつけます。香ばしさがおでんだしのアクセントになります。

6.おでんだしを作る

だし汁にしょうゆを加える様子

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だし汁にしょうゆ、みりん、塩を加えて火にかけます。だしパックからだし汁を取る場合は、だしパックと水を鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら3分ほど煮出してだしパックを取り出します。

7.卵と大根を煮る

おでんだしでゆで卵と大根を煮る様子

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卵と大根を入れて30分ほど弱火で煮ます。鍋底が小さく沸く火加減に調整します。大きく沸騰させると大根が煮崩れておでんだしが濁ります。

8.残りの具材を加える

おでんの具材をすべて加えて煮る様子

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しらたき、牛すじ肉、つくね串など、味が染みにくい具材や旨味が出てくる具材を加えてさらに20~30分煮ます。さつま揚げや厚揚げ、ちくわなどの揚げ物や練り物を加えてさらに20分以上煮て完成です。煮ている間におでんだしが少なくなってきたら、水を足して塩やしょうゆで味を調整してください。

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