全体の焼き色が均一にならず焼きむらができる

Photo by Uli

餃子を皿に返したとき、焼き色が濃い餃子と薄い餃子が一緒になっていることがあります。原因はフライパン全体にまんべんなく火が当たっていないこと。コンロの中心にフライパンを置いたつもりでも、焼きむらはできやすいです。蒸し焼きにしている間は、約1分ごとに90度ずつフライパンの柄の角度を変えて均一に火を当てましょう。

餃子をきれいに盛り付けられない

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餃子をきれいに盛り付けるコツは、ひとまわり小さい皿を使うことです。餃子の上に皿を逆さにして重ね、皿で餃子を支えながらフライパンを傾けて残っている油を流し、油を切ってから皿に餃子を返します。油は高温のため手にかからないように注意してください。油を切ってから盛り付けることで、餃子が油っぽくなるのを防げますよ。

焼き方以外にも原因あり!失敗する意外な原因

焼き方以外にも失敗する原因はあります。古くなったり傷がついたりして加工が剥げているフッ素加工フライパンや、油がなじんでいない鉄フライパンはくっつきやすいです。

熱伝導の良い鉄フライパンは火加減や加熱時間の調整がむずかしく焦げやすいため、使い慣れていない方はフッ素加工フライパンで焼くのがおすすめですよ。

プロ直伝!好みの食感に仕上げるテクニック

揚げたように皮がカリカリな餃子

皮をよりカリカリに仕上げたい場合は、最初に入れる油の量を増やして揚げ焼きにする焼き方がおすすめ。フライパンに深さ2mmほどの油を注ぎ、餃子を並べて3分ほど焼きます。熱湯を餃子の高さ1/3~1/2まで注いで蓋をして5分ほど蒸し焼きにし、蓋を取って油大さじ1杯ほどまわし入れ、強火で30秒ほど焼きましょう。

お店ででるような羽付きの餃子

蒸し焼きにする際、熱湯の代わりに水溶き薄力粉、もしくは水溶き片栗粉を入れると羽根つき餃子が作れます。水150ccに薄力粉(もしくは片栗粉)大さじ1杯を混ぜ、餃子に薄い焼き色がついたら注ぎ入れて蒸し焼きにします。乾いた音が聞こえたら蓋を開け、油大さじ1杯を回しかけて羽根に焼き色をつけたら完成です。

餃子の様子を見ながら臨機応変に焼き方を調整しよう

失敗しない餃子の焼き方はひとつの目安として考え、焼いている間の餃子の様子を見ながら臨機応変に対応しましょう。餃子の大きさや皮の薄さ、包み方、お使いのコンロの種類などによっても色づき方は異なります。焼き色をチェックしながら焼き、失敗を防いで理想とする餃子の焼き色に仕上げてください。

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