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ミネラル⑤リン
はたらき
リンはカルシウムに次いで生体内に多く存在しているミネラルです。カルシウムやマグネシウムと一緒に歯と骨の強化をサポートしたり、エネルギー産生を助けたりする作用があります。また、DNAや筋肉、脳など、体のさまざまな組織を構成する一部となっています。
このようにリンは、生命維持・活動に重要なはたらきがあるんです。(※25)
このようにリンは、生命維持・活動に重要なはたらきがあるんです。(※25)
含まれる食べ物
含まれる食べ物
- 発芽玄米
- 卵
- チーズ類
- ひきわり納豆
- しらす干し
穀類や、大豆、魚介、乳、卵類などにリンは多く存在します。そのほか、食品加工品や清涼飲料水に、食品添加物としてリンが利用されています。
通常は腎臓からの再吸収や骨の沈着といった作用により、体内のリン酸濃度が一定に保たれるようになっているんです。(※25,26)
通常は腎臓からの再吸収や骨の沈着といった作用により、体内のリン酸濃度が一定に保たれるようになっているんです。(※25,26)
不足すると
リンは数多くの食品に含まれているため、リンの不足はほとんどないとされています。しかし、極端なダイエットや、長期にわたる薬の使用によるリンの吸収の阻害、ビタミンD不足でのリンの利用効率の低下で、不足の影響が出るおそれもあります。
リンの不足による影響は、骨の歯が弱くなる・倦怠感、食欲不振などです。(※25,26)
リンの不足による影響は、骨の歯が弱くなる・倦怠感、食欲不振などです。(※25,26)
過剰になると
実は、リンは不足よりも過剰摂取が心配されているんです。リンの過剰摂取によって、骨代謝の影響が起き、骨密度が低下するおそれも。
現代の日本では、加工食品の利用増加によって食品添加物中のリン酸塩の摂取量が増え、それが食べ物に含まれるリンと合わさることで、過剰摂取につながるのではないかと考えられています。(※25,26)
現代の日本では、加工食品の利用増加によって食品添加物中のリン酸塩の摂取量が増え、それが食べ物に含まれるリンと合わさることで、過剰摂取につながるのではないかと考えられています。(※25,26)
ミネラル⑥鉄
はたらき
鉄は酸素の運ぱんに大切なミネラルです。鉄の約7割は機能鉄といい、ヘモグロビンを構成し、全身の組織に酸素を運ぶはたらきがあります。
のこりの鉄は肝臓、骨髄などに存在し、機能鉄の不足時に利用できるように備えたり、筋肉内で酸素を貯蔵したりします。(※27)
のこりの鉄は肝臓、骨髄などに存在し、機能鉄の不足時に利用できるように備えたり、筋肉内で酸素を貯蔵したりします。(※27)
含まれる食べ物
含まれる食べ物
- 豚レバー
- かつお
- 糸引き納豆
- 小松菜
- ほうれん草
鉄には動物性食品に多いヘム鉄と、植物性食品に多い非ヘム鉄の2種類が存在します。体内への吸収率は貯蔵鉄量によって変化しますが、ヘム鉄のほうが非ヘム鉄より吸収率が高いとされています。
吸収率を高めるには、たんぱく質やビタミンCと一緒に摂るのがおすすめなので、とくに非ヘム鉄を摂るときは意識してみてくださいね。(※28,29)
吸収率を高めるには、たんぱく質やビタミンCと一緒に摂るのがおすすめなので、とくに非ヘム鉄を摂るときは意識してみてくださいね。(※28,29)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。