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甲状腺とは?
甲状腺とはのど仏の下にある臓器で、蝶のようなかたちをしており、15~20gほどの重さをしています。この小さな臓器から、全身の細胞を活性化させて新陳代謝を促す「甲状腺ホルモン」が分泌されます。
しかし、このホルモンの分泌に異常が生じると、全身の不調を招いてしまうことがあります。(※1)
しかし、このホルモンの分泌に異常が生じると、全身の不調を招いてしまうことがあります。(※1)
甲状腺ホルモンに異常が起こるとどうなる?
甲状腺ホルモンの異常によって引き起こされる症状は2種類あります。
甲状腺ホルモンが多すぎると必要以上に新陳代謝が活発になり、心拍数の増加、発汗、微熱などの症状がみられます。逆に甲状腺ホルモンが少なすぎると、新陳代謝が低下し、心拍数の減少、寒がり、やる気の低下といった症状が現れます。
甲状腺の疾患は女性に多く、症状が更年期障害や体調不良と似ています。症状の出方に個人差もあるため、気づかないまま過ごしてしまうことがある疾患です。(※1,2)
甲状腺ホルモンが多すぎると必要以上に新陳代謝が活発になり、心拍数の増加、発汗、微熱などの症状がみられます。逆に甲状腺ホルモンが少なすぎると、新陳代謝が低下し、心拍数の減少、寒がり、やる気の低下といった症状が現れます。
甲状腺の疾患は女性に多く、症状が更年期障害や体調不良と似ています。症状の出方に個人差もあるため、気づかないまま過ごしてしまうことがある疾患です。(※1,2)
症状があると思ったら、まずは医師に相談
甲状腺になんらかの異常がある場合には、医師による診察のうえ、薬による治療をおこなうのが一般的です。すでに自覚症状がある場合や疾患がある方は、自己判断をせず、まずは医師に相談しましょう。
また、これから甲状腺の作用を促す食材を紹介しますが、これを食べたからといって症状が良くなったり、完治するわけではありません。自覚症状がある場合や通院している場合は、医師の指導に従い、自分で食べ物の判断をしないようにしましょう。
また、これから甲状腺の作用を促す食材を紹介しますが、これを食べたからといって症状が良くなったり、完治するわけではありません。自覚症状がある場合や通院している場合は、医師の指導に従い、自分で食べ物の判断をしないようにしましょう。
甲状腺に作用する食べ物
甲状腺ホルモンの主な材料となるものは、ヨウ素です。食べ物から摂取したヨウ素は甲状腺に取り込まれ、甲状腺ホルモンを作ります。ヨウ素の摂取不足で足りなくなる場合はもちろん、過剰摂取でも場合によっては甲状腺ホルモンが作られなくなってしまい、機能の低下がみられます。
ヨウ素が含まれる食べ物
・昆布
・のり
・わかめ
・昆布だし
・干しひじき
・まだら
・ところてん
など
しかし、日本人は昆布を多く使用する食習慣があるため、ヨウ素が不足することはほとんどないと考えられています。(※3,4)
ヨウ素が含まれる食べ物
・昆布
・のり
・わかめ
・昆布だし
・干しひじき
・まだら
・ところてん
など
しかし、日本人は昆布を多く使用する食習慣があるため、ヨウ素が不足することはほとんどないと考えられています。(※3,4)
ストレスを溜めない生活も心がけて
甲状腺はストレスの影響を大きく受けます。そのため食事だけでなく、ストレスを溜めない生活を心がけるのが良いですね。生活のリズムを整え、リフレッシュする時間を作るようにしましょう。
甲状腺に関する疾患がある場合でも、運動は特に問題ないとされていますが、状態によっては控えたほうが良い場合があります。自己判断せず、かかりつけの医師の指示に従ってくださいね。(※2)
甲状腺に関する疾患がある場合でも、運動は特に問題ないとされていますが、状態によっては控えたほうが良い場合があります。自己判断せず、かかりつけの医師の指示に従ってくださいね。(※2)
甲状腺に関して当てはまる症状があれば、一度医師に相談を
甲状腺は目立たない臓器ですが、細胞を活性化させて新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを分泌する大切な役割を持っています。ホルモン分泌に異常があると身体にいろいろな症状が現れます。
すぐに甲状腺ホルモンの異常だとはわかりにくい症状ですが、当てはまることがあればまずは生活リズムを整えて、規則正しい生活を。それでも改善されなければ、一度医師に相談してみるとよいですね。
甲状腺の疾患は適切に治療することで、状態が良くなります。自分自身の身体の変化に早く気付き、行動することが健康への近道ですよ。
すぐに甲状腺ホルモンの異常だとはわかりにくい症状ですが、当てはまることがあればまずは生活リズムを整えて、規則正しい生活を。それでも改善されなければ、一度医師に相談してみるとよいですね。
甲状腺の疾患は適切に治療することで、状態が良くなります。自分自身の身体の変化に早く気付き、行動することが健康への近道ですよ。
【参考文献】
※4 【臨床医として知っておきたいミネラルの知識】ヨウ素|児玉 浩子|Page684-689(2018.06)
(2020/06/12参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。