喉が痛いときにお茶や飲み物を飲むときの注意点

喉が痛いときの注意点

  1. 飲み物の温度に気をつける
  2. 刺激になる飲み物に気をつける
  3. 利尿作用のある飲み物に気をつける
  4. 同じお茶でも避けたほうが良いものに気をつける

飲み物の温度に気をつける

喉が痛い場合、喉を刺激するような温度帯を避けるのが大切です。冷た過ぎる飲み物は気管を収縮させ、咳の悪化につながるおそれがあるため、咳が出る場合は注意しましょう。

逆に熱過ぎる飲み物は喉の粘膜から水分を奪うほか、粘膜を傷つけて痛みの悪化につながることもあります。常温や熱過ぎない温度を意識して飲むのがおすすめです。(※18)

刺激になる飲み物に気をつける

喉に痛みがある場合は炭酸飲料は刺激になるため、おすすめできません。炭酸飲料は冷やして飲むことが多いため、冷たい状態で飲み過ぎることにも繋がりやすく、前述のとおり気管の収縮が起こって咳が出やすくなるおそれがあります。飲む場合も量を減らすか常温に近くするなど工夫するとよいでしょう。

また喉が腫れて痛みが強い場合は、柑橘類の量が多過ぎると喉にしみることがあるため、状態に合わせて加減するように注意が必要です。(※14,18)

利尿作用のある飲み物に気をつける

カフェインやアルコールを含む飲み物は利尿作用を持つため、喉が痛いときには控えるようにしましょう。これらの利尿作用によって体内の水分が奪われると、喉がより乾燥しやすくなります。

また、アルコール濃度の高いものは喉の粘膜を傷つけるおそれもあり、刺激になることから、痛みがある場合は悪化してしまうため注意が必要です。(※14)

同じお茶でも避けたほうが良いものに気をつける

同じカテキンを含むお茶のなかでも、ウーロン茶は喉が痛いときにはあまりおすすめできないと言われています。ウーロン茶は食事の油っこさを除いてくれるのに役立ちますが、喉に必要な油分まで除いてしまうこともあるため、喉に痛みがあるときは控えるほうが良いでしょう。(※20)

喉に良いお茶を知って風邪対策をしましょう

喉に良いと言われているハーブティーやお茶の多くは、古くから薬用として用いられているものが多くあります。なかにはなじみのないものもあったかもしれませんが、身近な緑茶や紅茶などを摂り入れつつ、新しいものもぜひ試して、ご自身に合ったお茶を見つけてみてください。
【参考文献】
(2023/10/09参照)
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